つくづく老いを痛感させられる。
愚生は俳句には疎いが、川柳には感心することが多い。第一生命のサラリーマン川柳には、いつも共感させられる。「♪先を読め!言った先輩リストラに」「 ♪久しぶりハローワークで同窓会」「 ♪社の幹部裏を返せば社の患部」など、リーマンショク後あたりだったと思うが世相を表した秀作が多い。この3作とも、短い語句でサラリーマンの悲哀を語っている。構造改革という名のもとに、企業は容赦なく人員整理をしてきたのが実体だ。最近のパイオニア㈱などの凋落をみると、会社経営の失敗の代表例に思える。愚生の大学時代は、パイオニアという輝きを持った企業だった。当時、愚生のコンポは、アンプ・スピーカ(パイオニア)、チューナー(トリオ)、カートリッジ(テクニカ)、ターンテーブル(ビクター)という構成だった。今、使っている物で覚えのある会社は、テクニカのイヤホンくらいだ。企業の栄枯衰退は、避けられないものだ。そして、人もまた然りだ。還暦前の義弟の妻の悲報を聞くにあたっては、つくづく老いを痛感させられる。ところで、敬老の日を前に、全国有料老人ホーム協会は、シルバー川柳の入選作を発表した。応募者平均年齢は69.2歳。最年長は105歳の女性。題材で最も多かったのは、男性は「年齢」、女性は「長寿・高齢社会」だったという。世相を反映する感心した作品が多い。「百年も生きりゃ貯金に先立たれ」「『インスタバエ』新種の蝿かと孫に問い」「私だけ伴侶がいると妻嘆く」「懐メロが新し過ぎて歌えない」などなど・・・感心させられる句ばかりだ。特に、愚生がコンピューターエンジニアだったせいか、インターネット基盤に関連する言葉や流行語を詠んだ作品には、いっそうの共感をもたされる。
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