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2018年9月23日 (日)

電子メールとはインターネットが前提

Mail  以前から気になっていたことがある。それは、インターネットや電子メールを使用しているが、内容を十分に理解していないことだ。確かに、愚生のようにコンピューター企業に長年勤めていれば、馬鹿でもチョンでも分かる。しかし、一般の高齢者ともなれば、サラリーマン時代に使用する環境がなければ、それを学ぶ機会はない。妻がメールをやり取りする知人は、84歳というご高齢者だ。相手方に何度メールを送ってもエラーになるため、妻へ手紙でメールアドレスを伝えてきた。しかし、それでも問題は解決しなかった。相手側は、お孫さんとはショートメールを使いスマホのキャリアメールはほとんど使わないと言う。愚生は、84歳というご高齢でもスマホを使いこなしていることに感心した。全く使う環境のない人が、インターネットの詳細を理解することは大変だ。たぶん、70歳を超えてからの手習いだろうから頭が下がる。相手環境を調べてみると、auのiPhoneを使ってauのキャリアメールアドレスを使っていた。iPhone同士ならフェイスタイムを使えば良いと思ったが、その話をすれば問題がいっそう混乱すると思い伏せた。調べると、auのスマホにメールが届かないのは、「メールフィルターの設定で、インターネットからのメール受信を制限している」からだった。相手方からは、設定は「ショップに頼んだ」という。どうも、デフォルト設定がPCメールの受信拒否のようだ。しかし、買ったままのデフォルトの状態が、「インターネットからのメール受信を拒否」とはいかがなものかと思う。販売した側は、顧客に十分な説明をして、理解してもらったのだろうか。愚生の場合も、このようなケースを何度か経験した。結局、問題解決にはメールシステムを理解している方が調査することになる。最近は、大手キャリアが販売するスマホは、惑メール対策でデフォルト設定が「PCからのメール受信拒否」の機種が多い。デフォルト設定で、インターネットからのメールを受けないとは、自社独自のメール環境での囲い込みから顧客を逃したくないのだろう。本来なら、電子メールとはインターネットが前提のはずだ。インターネット経由のメールが迷惑だというなら、ガラケーを販売すれば十分ではないか。いずれにしろ、売りつけておいて、後は知らないという態度では困る。そして、デジタルデバイドを推進するような売り方だけは、止めて頂きたい。

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