沢田研二の「顔と背たけの差の違いや」発言
沢田研二(70)が、埼玉スーパーアリーナ公演を開演の直前に中止した理由が分かった。中止理由は、「9000人と聞いていた観客が7000人しか入っていなかった」ことが原因だ。そういえば、14年前にも水戸県民文化センターで開催予定だった公演を、観客が当初見込んだ1700人の半分にも満たないことを理由にドタキャンしたことを思い出す。当時は、沢田研二など誰も見たくないから、客が集まらないだけなのにと呆れた。沢田の言い分は、「客席がスカスカの状態でやるのは酷。僕にも意地がある。最終的には自分で中止した」と話すが、説明になっていない。所属事務所や主催者に対し「もっと頑張って客席を埋めてくれと話してきた」というが、元々歌が上手いわけではない。そして、タイガースは歌謡歌手のグループだった。岸部しろうなどは、演奏が下手でエレキギターにアンプが繋がれていなかった。草分けのフォーククルセダーズなどと違い、学生気運の政治的な主張もなかった。愚生は、沢田研二は大嫌いだ。なぜ嫌いかと言えば、あまりにもカットとなる性格だからだ。ずいぶん昔の話だが、「かまやつひろし」と「はしだのりひこ」がDJを務める深夜ラジオ番組があった。そこにブームも過ぎて暇になったのだろうか、沢田研二が出演していた。同じフォーク歌手だが、沢田研二が中卒なのに対して、大卒が多かったこともある。岡林信康、高石ともや、はしだのりひこ、杉田二郎(京都にある同大、立大)などは、これまでの下積みから這い上がってきた在日歌謡歌手とは違う。南こうせつや武田鉄矢なども、国立大の教育学部だ。そして、戦前の音大出身者でもなかった。戦後の焼け跡後に生まれた団塊世代で大学進学だから、比較的に恵まれた家庭出身者ばかりだった。番組の中で、はしだのりひこが沢田研二を少し見下した態度もよくないと思ってラジオを聴いていた。ただ、沢田がカットなって、はしだのりひこに「顔と背たけの差の違いや」と女にもてる理由を言ったのには驚いた。愚生より少し上の年代だったから、三十近くにもなっていただろう。恥も分別もない悪癖には唖然とした。かまやつひろしが、京都人同士なのに仲良くしたらととりなしていた。そのせいもあって、沢田研二は好きになれない。フォーククルセダーズでも、加藤和彦と北山修は仲が良い。しかし、後からメンバーに加わったはしだのりひことは疎遠だったようだ。彼も人格が問題なのだろうか。はしだのりひことクライマックスで歌う「花嫁」という曲がある。はっきり言って、はしだのりひこが途中歌わなければ、もっと良い曲だと思う。愚生は、はしだのりひこも好きになれない。今回の埼玉スーパーアリーナの客席は可動式で、1万人から3万人以上の収容が可能だ。沢田研二は開演の2時間ほど前まで主催者側と話し合いを続けたというから、リハーサルも終わって会場にはいたわけだ。沢田が怒りを爆発させた格好で、プライドの高さを示したと言うが、ただの馬鹿としか言いようはない。当日、チケットを買って7000人も集まっていたファンは頭にきただろう。愚生の行きつけの激安スーパーにも、売れなくなった歌手のコンサートチケットが、1枚千円で山のように置いてある。主催者側は、そうやって売れないチケットを販売しているのだろうか。人気絶頂期を過ぎた現在の集客力を考えれば、大規模会場で開催をすること自体が不相応だろう。さっさと「メディアから消えてしまえ」と言いたくなる。
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