自宅以外の不動産は持つべきではない
BloombergにJPモルガン・チェースのアナリスト予想があった。それによれば、先週、米国株が急落してS&P500種株価指数が大きく下落した。しかし、コンピューター取引が主導する売りは一巡したため、最悪の時は去った確率が高い。今回、株価が6営業日も続落した原因は、商品投資顧問やコンピューター取引が急落を増幅させた。ただ、その原因になったコンピューター取引関連の売りは、7割程度終了した可能性がある。今後、ボラティリティーの上昇が続かない限り、投資家は押し目買いを入れるべきだという。そして、JPモルガンでは、米国株式市場は年末にかけて上昇。S&P500種の目標を「3,000」と予想する。10月は全体としては好調な決算シーズンとなる。11月には力強い買い戻しの動きがあり、12月は季節要因によるプラスの効果がでる。先週末が「2,767.13」だから、事実なら8.4%程度の平均株価の上昇になる。平生、アナリストの意見など信用しない愚生だが、自分にとって耳さわりの良い知らせは信じたくなる。溺れる者は藁をもつかむとは、よく言ったものだ。アナリストの確率は50%というから、八卦と同じだ。週明けの今日から、また相場が始まる。日々、株価の騰落は気にしないようにと他人には言うが、内心では愚生が一番気にしている。株式投資は、もう40年近くになる。株に限らず、少額だったがマンションや土地取引もしてきた。いつも、ピークで参入して、ババを掴まされる思いばかりだった。ただ、諦めが良い性格なのだろうか。失敗だと思ったときは、素直に負けを自覚して損切りして撤退した。そのせいで、何度もしくじった割には、大損はしなかった。そして、他人には教訓として「自宅以外の不動産は持つべきではない」と言うようになった。少子高齢化の日本では、人が減るから不動産投資は負動産になってしまう。どう考えても、この先、儲け話には繋がらない。先日、愚生の古い友人と飲む機会があった。彼は昭和四十年代に建設された古い団地住宅を長らく持っている。早々に売らないと、売れなくなると助言しても、不動産はこれから上がると彼は言い張る。千葉の海岸沿いに建てられた古い団地など外国人しか住まない。環境の悪い場所に、新たに住まいを買う人は少ない。他人のことは、馬鹿げた妄想だと高みから揶揄できる。一方、自分のこととなると、米国株はまだ上昇すると思い手放す気にはなれない。人の振り見て我が振り直せというが、難しいものだ。
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