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2018年10月21日 (日)

上海指数がチャイナショック時を割り込んだ

Photo 今年に入り中国経済の悪化が急速に進んでいる。証券市場にも深刻な影を映し、代表的な中国の株価指数である上海総合指数は、2015年6月に発生したチャイナショック時の2600を割り込んだ。現在時点では、2550まで下落している。3年前の2015年6月に発生したチャイナショックは、上海取引所時価総額の1/3を短期間で失うパニック的な急落だった。上場銘柄の半数以上である1400社が取引停止を発動するに至った。しかし、現在の上海総合指数はチャイナショック時の安値を下に抜けてしまっている。その象徴的な企業のテンセントは、今年1月に世界時価総額ランキング5位であったが、2200億米ドル(約24兆8700億円)相当の時価総額を失いランキングトップ10から陥落した。1月高値から終値ベースで38%下げた。中国当局なすによるゲーム規制が株価下落に追い打ちをかけ、最近では人民元安も悪材料になっている。新規株式公開(IPO)から今年1月までで、世界の大型株では群を抜いて良好なパフォーマンスだったテンセント株の状況は一変した。愚生も、一時期テンセント株を保有していたが、中国政府の関与が報じられた際にすべて売却した。その後、将来性はあると思ったが、アリババも売却した。ここのところ、テンセント株ほどではないが、ナスダック市場のFANG銘柄も売られている。テンセント株は下落トレンドと言ってよいだろうが、FANGは調整なのかどうか未だわからない。今週のアマゾンなどの第2四半期の決算発表を見るまで判断しにくい。今、市場が荒れているのは、ヘッジファンド関連の売買が、需給の関係を歪めているからだろう。株価の評価は、それぞれの思惑やポジショントークの場合もあるため、市場関係者のコメントも素直には受け取れない。いずれにしろ、株価は長期ではファンダメンタルズをベースとするはずだ。そう考えれば、株を持つなら、目先の株価に振り回されずに、将来の技術動向や事業グロースをしっかり見極めて対応するしかない。要するに、将来性があって競争力のある企業であれば、短期的にはともかく長期保有してもリスクは少ない。

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