横綱・平幕・十両というくらいの売り上げに差
数日前から、19世紀末に創業した小売りの名門シアーズ経営破綻のニュースが流れている。アマゾン・ドット・コムの台頭で、家電量販やトイザらスなどの玩具小売り大手までもが、相次ぎ市場から退場を迫られている。日本でも同様だろうが、ネットに対応できる強みが優劣を左右する。かつてシアーズは、ウォルマートと並ぶ小売りの代表格だった。ところが、消費者の変化への対応で、電子商取引(EC)への取り組みが遅かった。その結果、既存の小売業を揺るがす「アマゾン・エフェクト」の猛威を浴びたようだ。最近のアマゾンは、豊富な品ぞろえなど物販の強みだけでなく、動画配信など様々なサービスを組み合わせることで消費者の日常に浸透している。そして、日々集まる膨大なデータを解析しアマゾン経済圏を膨張させている。日本でも、売上高調査「ネット販売白書」の結果では、2016年度のネット販売実施企業上位300社の合計売上高は3兆6322億円。前年調査の3兆2522億円に比べて11.7%拡大。2017年度も、アマゾンジャパンが2位以下の企業を大きく引き離してトップとなり、ネット販売市場をけん引している。1位のアマゾンが1兆円越え、2位のヨドバシカメラが1000億円超えで、3位以下は1000億円も超えていない。相撲で例えれば、横綱・平幕・十両というくらいの売り上げに差がある。そして、その差は年々拡大する一方だ。特に、アマゾン(愚生はプライム会員)やヨドバシカメラは、送料無料だ。なぜ、無料が可能かは知らないが、それでビジネスを成り立たせている。愚生も購入時は、必ずアマゾンvsヨドバシvsヤフーショップを比較してから注文する。そして、最近の傾向であれば、一般的な物ならアマゾンとヨドバシだけで十分な気がする。ソフトウエアなどと同様に、EC市場は、トップ企業以外は生き残れない市場なのだろうか。この勝負あったとしかいいようがない。
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