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2018年10月 9日 (火)

愚生もポジショントークになってしまっている感

Rtx6cwjow1280 ブルームバーグに、モルガン・スタンレーのアナリストが株式投資における「最後のとりでとみていたグロース株に、ついに終焉が訪れようとしている」という記事を載せていた。米国債利回りの急上昇で、投資家はグロース株を売却するかどうかの瀬戸際に立たされている。株価収益率が高いグロース銘柄は金利リスクの影響を特に受けやすい。この見解が正しければ、米株のグロース株に終わりを告げることになる。要するに、配当が少なくバリュエーションが高いことを考えると、高値圏にあるグロース株はほぼ間違いなく、世界で最もデュレーションが長い資産だと結論付けている。債券利回り急上昇は、株価水準の高いグロース株の益回りが低下するという。しかし、そうなのだろうか。これが事実であれば、FANG銘柄は売られることになるだろう。というか、売りを煽っている記事だ。グロース株が、金利影響を受けやすいということは、借入金が多いため借り入れが成長の足を引っ張るということだろう。また、デュレーションが長いため、利益還元が遅いことも要因だという。だが、愚生にはよくその論理がよく理解できない。金利敏感株といえば、一番に思いつくのはリートと不動産株だ。賃料などすぐに上がらないから、借入金利との差額が収益を大きく揺さぶる。当然、不動産の評価額が下がって、配当金の水準は上がる。つまり、資産価格の下落で調整されることになる。次に思いつくのは、バリュー株だ。成長のない企業は配当を厚くする。その配当と、債権金利との差額が縮小すれば株価が下がることは容易に理解できる。一方、グロース株と一纏めにするが、借入金の有無で大きく違う。テスラーの株価が続落するのは、赤字経営のため借入金が成長に大きく響くからだろう。売り上げが増大して、利益が増えキャシュフローが潤沢であればこの論理は当たらない。フェイスブック株などは、売られすぎではと思ってしまう。どうも「グロース銘柄は金利リスクの影響を特に受けやすい」というが、個別に判断すべきではないかと思う。アナリスト予想といっても、ポジショントークも多い。当然、愚生もポジショントークになってしまっている感がある。いずれにしても、米国株が大きく下がれば、米国民の資産が激減することになる。それを、普通の為政者なら食い止めようとするのではないか。特に、不動産屋のトランプ大統領は、金利が上がれば事業で大損する。何が何でも金利上昇を抑えようとするはずだ。このような穿った見方は、愚生だけだろうか。

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