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2018年11月14日 (水)

MAGカップなど使わないだろう。

Dsc_3743a 今週に入って、時価総額1兆ドル越えのアップルとアマゾンの株価が失速している。主力商品のiPhone販売減速の懸念が強まったアップル株が5%下落し、他のハイテク株にも波及した。アップルとアマゾン・ドット・コムという2つのAの頭文字企業が相場を混乱させている。その元凶となったのは、アップルのiPhone向けに顔認証センサーを供給する米ルメンタム・ホールディングスからの情報だ。大口顧客の大手1社から、10~12月期の出荷を大幅に減らすよう要請を受けて、業績見通しを大幅に引き下げた。この大口顧客とは、名前を挙げなくても分かる米アップル社だ。米ルメンタムの下方修正の幅を踏まえると、アップルは注文を最大3割程度減らしたようだ。また、スマホの製造を委託している台湾の鴻海精密工業などにも、新型「XR」の増産中止を要請したことも明らかになった。そのせいもあって、JPモルガンは2018年度と2019年度のiPhoneの売上台数は、前年度実績を下回るとの見方を示し、目標株価を引き下げた。iPhoneは高機能化に伴って平均単価が3割上昇。そのせいで、7~9月期業績は31%の増益を記録した。ただ、値上げ分の利益率は大きく向上したが、販売台数は横ばいにとどまっている。いつまでも、こんな価格上昇が続くわけはない。投資家が失望するのは当たり前だろう。他方、アマゾンの株価も低空飛行が続く。高値からの下落率が2割を超えたのは、10月末に発表した7~9月期決算で売上高が市場予想に届かず、10~12月期の売上見通しも予想を下回ったからだ。ただ、愚生が思うに、アナリストが勝手に高い数値を予想して、それが外れて届かなかったと言っているだけだ。株価の下落は、需給の関係でヘッジファンドの利益確定売りや先物の空売りが原因だと思う。日柄調整が終われば回復すると思っている。いずれにしても、株式市場で苦戦に直面する2社は勝負の年末商戦を前に手を組むという。アップルは、アマゾンを通じて、日米欧の正規の販売代理店経由で最新型のスマホやタブレット端末の販売に乗り出す。一方、アップルは利用者が多い世界最大のネット通販サイトに出品し、販売のテコ入れを狙う。両社のもくろみが一致しての販売だ。ただ、アップルは重要な販売データをアマゾンに一部手渡すことになる。両社ともに自社の商圏に会員を囲い込み、サービス手数料で稼ぐビジネスを成長分野とみている。また、米ヴイエムウェアは、クラウドのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)上でVMwareの仮想環境を利用する「VMware Cloud on AWS」を日本で提供すると発表した。これで、基幹系の仮想マシンをAWS上でも容易に立ち上げることが可能になった。マイクロソフトのクラウドサービスAzureへの強力な対抗手段になる。どうも、5Gへのネットワークの進化は、クラウドや情報サービス手数料で稼ぐ分野に伸び代がある。そう考えれば、MAG(マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック)という頭文字が重要だ。ただ、愚生がいくら言ったところで、だれもMAGカップなど使わないだろう

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