晩節を汚す
26日の米国株式市場は、大幅安となっていたS&P500種株価指数が上昇した。年末商戦の好調な滑り出しで経済成長が維持されるとの思惑だ。アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなどが上げを牽引した。S&P500種が1.6%。ダウ工業株30種平均は1.5%高の24640.24ドル。ナスダックは2.1%高。米国債市場では10年債利回りが3.06%だった。昨日際立ったのは、これまで売り込まれていたアマゾンが5%余り上昇し、他のFAANG銘柄も上昇した。毎度の事だが、株の上げ下げには後付けの講釈が付く。もっと、先に言ってくれれば、ありがたいのだが・・。アナリストの的中率は50%というから、愚生が予測しても差異はない。愚生は、株が売られ過ぎたから戻したのだと思う。なぜなら、ファンドの解約は年末の45日前だから、11月15日以降は反転してもおかしくはない。しかし、イギリスのEU離脱、イタリアの予算、米中貿易戦争など、不確かな要素が多かった。そういう、売り圧力から株価は下げた。しかし、空売りしたものは買戻さなければならない。買い戻しが入れば、反転は早いような気がする。年末にかけて株価は、もう少し戻るのではないかと思う。どうも、自分に都合の良いポジショントークになってしまった。いずれにしても、短期売買で利益を得ることは考えていない。愚生のような素人には、成長企業の長期投資のほうが向いていると思っている。ところで、『晩節を汚す』という言葉がある。石原慎太郎が、猪瀬直樹元東京都知事に辞任を促した時に使用したという。その石原慎太郎も、知事時代の不真面目な勤務実態が暴かれて晩節を汚した。ここでいう「晩節」とは人生の終末期のことだ。『晩節を汚す』とは、人生の終末期に失態を演じて名誉を汚すという意味になる。つまり、人生の最後で「晩節を汚す」と言われるほどの人は、汚すに足る名誉のある人物だ。ただ、政治家の場合は、今まで上手く選挙民を騙してきたのにという残念感が漂う。渡辺喜美なども、その一人だろう。みんなの党が解散になって、一人ボッチになった。ただ、未だに政治家として晩節を受け入れずに、恥をかきながらも議員にしがみ付く「失楽園の船田元」、「二重国籍の蓮舫」、「不倫の山尾志桜里」、「豊洲の女、小池百合子」など、多くの失態を演じた政治家がいる。それと比較すれば、猪瀬さんなどは潔かったと思う。「大相撲の稀勢の里」や「資産横領のカルロス・ゴーン」などにも、これ以上晩節を汚してもらいたくない。
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