ソフトバンクがエヌビディアの株式を売却
今朝のニュースで、ソフトバンクグループが2019年の早い時期に画像処理半導体(GPU)大手エヌビディアの株式を売却する計画が報じられた。
「SoftBank Group Corp. is planning to offload its stake in Nvidia Corp. early next year as shares in the graphics chipmaker continue to slide, according to people familiar with the matter. The Japanese investor could make about $3 billion in profit from the trade, said the people, who asked to not be identified because the matter isn’t public. No final decision has been made and SoftBank may opt to keep its stake or sell only part of it, the people said.」
ソフトバンクはエヌビディア株の売却により、30億ドル(約3400億円)の利益を得られる可能性があるという。ただ売却の最終決定にはいたっておらず、株を保有し続けたり、一部の株式売却にとどめたりする可能性もあるとしている。ソフトバンクは2017年前半にエヌビディアの第4位株主となった。保有株は後に、サウジアラビアと共同の投資ファンド「ソフトバンクビジョンファンド」に移されている。最近は、仮想通貨の暴落で採掘(マイニング)してもコストが合わないため、GPUの需要が減ったことが損益に響くのだろうか。そのせいだろうか、ヌビディア株の下落が続いている。愚生もエヌビディア株は、有望だと思っていたが、仮想通貨が下落してきたので9月の後半に売却した。当時は、270ドル前後で売却したが、今は148ドルだから、実に▼45%も下落したことになる。ただ、次に買った株も▼15%も下がっているため、現金で持っていたらと悔やまれる。しかし、そういうことができるとすれば、それは神の領域だろう。愚生のような俗人にはとても無理な相談だ。ソフトバンクは、2017年に大株主として名簿にできた。期初の価格が100ドルくらいだから、十分な含み益があるようだ。ただ、10月の高値からは半額になるくらい急落していることから、ニュースの真偽は怪しく、既に売却し終わっている可能性もある。現時点の株価で、PER 21.99倍、実績PBR 12.31倍、予想配当利回り 0.40%だ。これからソフトバンクが売却すれば、更に下落して100ドルくらいまで下がる可能性はある。ソフトバンクが売却済みであっても、孫正義神話を信じて提灯買いをした投資家は売却する可能性があるから、株価の上昇は当面は見込めない。ヤフーのエヌビディア掲示板には、高値掴みをした投資家たちの恨み節と塩漬け宣言が書き込まれていた。人の不幸は蜜の味というが、少し愚生の痛みは緩和された。明日の株価に注目したい。
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