平成三十一年、年頭にあたって、
今日から平成三十一年、最後の平成年だ。愚生はバブル期に、東京郊外の今の住処に越しきて約三十年になる。土地バブルは崩壊したが住宅ローンはしっかり残った。そのため、人生の大半を自転車操業でローン返済に充てた。質素倹約で生きたため、子供たちに贅沢をさせる余裕はなかった。そのせいか、無駄使いはしない子供らに育った。愚生が生まれた家庭は、比較的裕福だったのに申し訳ない気もする。ところで、昨年の10月以降の株の暴落で、痛い目にあったのは愚生だけではないだろう。思い返せば、オイルショック、土地バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショックと、戦後のドサクサから色々な時代を生きてきた気がする。愚生のサラリーマン人生は、日本の黎明期からのコンピューターの歴史とほぼ一致する。長い期間だったが、あっという間だったという気もする。最近は、世界の日用品や食品メーカーなどがアリババ集団(中国)やアマゾンなどのインターネットサイトを通じて拡大している。中国のネット通販市場は米国の2倍超で世界最大規模だ。サイトに出品すれば、巨大ネット企業の圧倒的な集客力と物流網で消費者に届く。自前の流通網で中国市場を開拓してきた先発メーカーは、アリババなどの手を借りた後発組の勢いに押され、苦戦しているという。資生堂などは今秋、アリババの通販サイトだけで販売する商品の開発に着手するという。中国市場で、化粧品に共通するのは「メード・イン・ジャパン」の人気だ。高品質な商品の輸出に需要があるため、資生堂は2020年までに大阪府と栃木県に2工場の稼働させる。ネットワーク下の社会インフラで、大きく変わってきたものが多い。愚生が大晦日にアマゾンに注文したコート掛けは、元旦の午前中に配達される。便利にはなったが、その間働いている人がいるから申し訳ない。2027年には、品川-名古屋間でリニア中央新幹線が開業する予定だ。JR東海は、リニアがホームで停止する位置の誤差を1センチ以内にする技術を確立したというから驚きだ。ちなみに、新幹線の誤差は前後に1メートルくらいだ。リニア新幹線は、名古屋から三重、奈良県を経て大阪府まで延伸する計画がある。そこまで愚生が見届けることは無理だろう。しかし、年頭にあたって、名古屋開業までは何とか見届けたいと思う。
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