FXというものは、麻雀と同様にゼロサムゲーム
アップルの決算発表で、1月3日は米国株が大きく落ち込んだ。巷では、フラュシュ・クラッシュと呼ばれる。株だけかと思っていたが、ドル円が円高に跳ね上がり109円から104円台になった。FXというものは、麻雀と同様にゼロサムゲームだ。誰かが儲かれば、誰かがその分損している。レバレッジをかけている分、損失も多かったようだ。ヘッジファンド(AI)が売りを仕掛けたのだろうか。多くの個人投資家は、強制ロスカットで追証が発生したようだ。ドル円、豪ドル円、ポンド円、ユーロ円とすべてが長い下髭となって沈んでしまった。少ない人でも1千万円。多ければ1億円程度も株・為替で損をしたという。株と違いFXは、レバレッジというか借金で博打を打つようなものだ。株で言えば、信用買いのようなものだ。日経ラジオの番組アシスタント女性も、FXの証拠金が十分の一になったという。数千万円程度の損失なのだろうか。指南役の現役ファンドマネージャーは、ストップロスを置かない危機管理が問題だと叱責していた。他人の金を預かるファンドマネージャーなら当たり前なのだろう。これまで積み重ねた益を一瞬に失ってしまった個人投資家は多いようだ。そう考えると、プラスサムの株の方が真っ当な投資のように思える。額に汗して働く人からは、生産性もない為替投機などするからだろうと同情はされない。愚生も、FXは博打だと思うから投資とは思わない。仮想通貨も同様だろう。映画では、銀行強盗が札束を盗む映像が放映されることが多い。そのお札には、信用という国家の印刷がされているだけだ。信用を売っているだけで、実態は限りなく怪しい。そう考えれば、企業やビルの区分権利の株やリートの方が信用できる。レバレッジをかけずに現物を余裕資金で持っていれば、チャートに上髭や下髭があっても懐は痛まない。ヘッジファンドは、売ったものを必ず買い戻す。いずれは、戻って均衡するはずだ。短絡的な見方をせずに、将来性ある企業の長期保有が一番安全な気がする。
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