クラウドサービスが悪ければ景気の転換点
米エヌビディアが11-1月(第4四半期)の売上高予想を引き下げた。どうも中国を中心とする経済環境の悪化のほか、ゲーム分野とデータセンター向けの売り上げ低迷がその理由らしい。市場では、半導体メーカーの低迷は終わりに近いという楽観が吹き飛んだ。そして、減額修正のエヌビディア株は急落し、一時18%安となった。エヌビディアの粗利益が徐々に減少してきていることは、データセンターの低迷継続を示唆していると指摘される。今週は、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトとクラウドサービス関連銘柄の決算発表が続く。ここが悪ければ、景気の転換点になりかねない。ところで、米司法省は28日、中国通信機器のファーウェイの孟晩舟CFOおよび銀行システムの不正利用や通信詐欺に関わった子会社2社を、米国の対イラン制裁回避に関連する不正行為の疑いで起訴した。起訴状では、ファーウェイがイランで事業を行うため、ファーウェイ子会社との関係について虚偽の申告を米大手銀行と米当局にしたという。また、ファーウェイは、米携帯大手の品質試験に関連する企業秘密を窃取し、通信詐欺を行った疑いだ。今後どうなるかは分からないが、当分米中貿易戦争の余波があるだろう。今回は、ほとんどのアナリストが景気後退を予測している。一部の証券会社は強気な見方をする。しかし、これまでも商売柄、いつも強気相場を語ってきた。毎度のことだが、株が下がると言えば、株を買う客はいなくなる。昨日(月曜日)の米国市場は方向性がないまま多くの銘柄が下落した。他人ごとだが、米エヌビディア株に投資して多くの含み益を得ていたソフトバンクHGは、今も株を持ち続けているのだろうか。愚生も今の価格の二倍くらいで売り切って、実現益を得ていて助かった。株式格言にある「頭と尻尾は猫にくれてやれ」という箴言をつくづく思い起す。欲の皮が張りすぎると、ついつい逃げ遅れることが多くなる。
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