全てのアマゾン株を成行きで売却
昨日、某ファンドマネージャーや米株の下落を唱えるジェフリー・ガンドラック(米国・債券王)の予想を考えてみた。ガンドラックは、2019年の投資戦略として損失回避のための投資戦略を推奨している。その理由は、米株式市場が弱気相場入りした。短期的には反転もあろうが、この弱気相場は長く続くだろうという。また、某ファンドマネージャーも、「危ないところは入らない」のが鉄則。上がっても中長期の買い場ではないから、新高値をとるまでは「終りの始まり」の懸念はぬぐえないと忠告する。どうしても自分が株のポジションを持っていると都合の良い情報だけを信じたくなる。これは、愚生に限ったことではないだろう。自己管理というか、リスク管理は、何度痛い目にあっても時とともに薄らいでいく。欲の皮がそうさせるのだろうか。虚心坦懐に彼らの忠告を思い出せば、株が暴落する10月以前から指摘していた。聞く耳を持たなかったのが、暴落に遭遇した敗因だろう。最近の株のコメンテーターは、異口同音に戻り売りを推奨する。そして、株の長期保有を止めるべきだと忠告する。どうしても、株を買いたいなら短期売買に徹するべきだと指摘している。日経平均も、クリスマス当日に1万9千円台をつけた。米国ダウ30種は、その前日クリスマスイブに暴落。10月1日に27年ぶりの高値、2万4千270円からわずか3月弱で、年初来の安値だ。日経平均の10%下落で、買い向かった多くの個人投資家が全員討ち死にしたのだろうか。証券会社によれば、大暴落で顧客の懐具合は瀕死の状態だという。耳の痛いことだが、冷静になって彼らの忠告を聞くべきだと思うようになった。1月10日のニューヨーク株式市場では、アマゾン・ドット・コムの株価がやや不安定な値動きになった。創業者のジェフ・ベゾスCEOの離婚が同社にもたらす影響を巡り、投資家の間に不安が広がっているためだ。ベゾス氏は9日にツイッターで、マッケンジー夫人と夫婦関係に終止符を打つと発表した。問題は、ベゾス氏の総額1363億ドルと推定される財産が離婚でどうなるか。この財産には約16%のアマゾン株も含まれている。夫妻が暮らすワシントン州の法律では、結婚中に獲得した資産は離婚に際して均等に配分される。ただ、多くの投資家は、アマゾンへの投資を続けるとしながらも、離婚の影響を懸念してアマゾンの持ち分を減らす動きが出てくるのではないかと予想する。愚生もアマゾン株は安値から買い上がってきたため、今回の暴落後のリバウンドで含み損は消えた。株式全体が弱気相場に入ったと言われる今、欲の皮を突っ張らないで、謙虚さも必要だと考え始めた。アマゾン株は将来性がある最良の株だと思う。しかし、投資資金の保全のために、一旦手放して様子見をしようと思い、全てのアマゾン株を成行きで売却した。泣いて馬謖を斬るという思いだ。高齢者になってからの貴重な二年間が無駄になった。夏草や兵どもが夢の跡という気分だ。
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