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2019年2月20日 (水)

押し目待ちに押し目なし

Picturebuyonreaction 「押し目待ちに押し目なし」という株式格言がある。これは、下がったところを買うという意味ではない。押し目買いと言うのは、上昇トレンドの株が僅かに下がるタイミングを言う。つまり、既に移動平均線を大きく下回っている下落トレンドの株を買うこととは違う。米国経済が失速するという見方から、評論家やアナリストなどは、株を買うなという。そのせいか、ここのところ株価は冴えない動きをしている。愚生も、何度も失敗した経験から自重し、キャシュボジションを高めている。現在は、ネットワーク化からだろうか、海外市場の相場変動の影響の方が日本の相場に与える影響が大きい。格言に、「節分天井、彼岸底」というが、どうも今は死語になってしまったようだ。また、「閑散に売りなし」という。これは、相場が大きく下落した後、出来高が減り、揉み合いになる。すると、強気だった者も次第に弱気になり、空売りをしたい心理状態になってくる。しかし、経験則的にそのような状態になると、目先の売りも出尽くしている。そのため、きっかけ一つで急騰する場合も多いことを言う。「麦わら帽子は冬に買え」ともいう。何度失敗しても、懲りない愚生だとつくづく思うが、それが自分だからしょうがない。しいて自己弁護をすれば、皆が下がると思い買いを控えているから、「人の行く裏に道あり花の山」があるのではと思う。投資家は、とかく群集心理で動く。いわゆる付和雷同な感覚で売買をする。しかし、それでは大きな成功は得られない。むしろ他人とは反対のことをやらねば勝ちなどない。この格言は、多分にアマノジャク精神に満ちているが真実を突いている。欧米では「リッチマンになりたければ“孤独”に耐えろ」という教えだそうだ。これと類似の格言に「友なき方へ行くべし」「相場師は孤独を愛す」などがある。ウォール街にも「人が売るときに買い、人が買うときには売れ」(Buy when others sell; Sell when others buy.)という。世界中に同じような格言が多数あるということは、一つの真理なのだろう。一旦、底を打った後に戻り基調になっている愚生好みの数銘柄がある。後悔先に立たずというから、よくよく考えてみたが、商いは牛の涎ということで、少し買いを入れてみた。

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