仲介料は早めに払ってはいけない。
一戸建てに移ってからもう三十年になる。団地やマンション暮らしのことは忘れてしまった。当時は、妻のピアノの設置などについても、あまり煩くなかったような気がする。愚生の上階では、ボクサー犬を飼っていたが、別段注意されこともなかった。ボクサーを連れた飼い主とエレベーターに一緒に乗り合わせることはあった。ただ、犬好きな愚生には、ボクサーより、それを連れた日焼けした奥さんの顔の方が怖かった。昨日、息子が住むだろうマンションのカギはダブルのディンブルキーだったので、一個は電子錠に変えようかと思った。ところが、外観が違ってしまうということで、変更は簡単にはできないようだ。どうも、管理組合に問い合わせなければいけないという。そして、役にも立たなく宅建試験も通っていない仲介業の社員にも憤りを覚えた。仲介料を請求するから、早めに払ってやると急に対応か悪くなる。そういえば、○○ハウスなども、賃貸アパートを立てて建築確認が下りれば知らん顔だという。不動産売買で意外と仲介業者とのトラブルが多いと聞く。仲介手数料や媒介期間、瑕疵担保責任など仲介業者との間で発生することも多い。例えば、瑕疵担保責任だ。瑕疵担保責任とは、壁の中や床の中など通常目に見えない部分の欠陥について売主が買主の負う責任のことだ。民法では瑕疵を発見してから1年以内であればその瑕疵を修補したり、場合によっては売買契約を解除したりすることができるとされている。ところが、引渡し前なのに風呂場のファンの壊れを指摘すると、愚生側の仲介業者は、中古設備だからしょうがないという。瑕疵責任は、通常特約で「引き渡しから3カ月」など期間を限定して瑕疵担保責任を負う。売主側は東急リバブルなので、その期間が1週間と短い。担当に何度言っても、彼の上長に言っても、愚生側の仲介業者は現状引渡しだから自分で直せと言う。ここで愚生は、仲介業者を信用して早めに仲介料を支払った過ちを痛感した。彼らは、金を受け取ると働かなくなるという部類の人種だ。プライドなどない等しい職種だ。確かに、詐欺師まがいに何でも売りつけるのだから、期待する方が浅はかだった。頭にきたので、直すまでは引き渡しは中止だ。そして、印紙は無駄になったが、こちら側の過失ではないため契約が成立しない。仲介料を払い戻せと言う。ところが、そう言った途端に、彼らの動きは良くなった。引渡し中止では、いつまで経っても彼らの仕事が完結しない。それでは困るようだ。すぐに修理するように頼むから、引渡しだけはさせてほしいと言ってくる。相手を見てやって頂きたいと思う。F社では、詐欺まがいの優秀な知能犯連中と長い間、サラリーマン人生をかけて争ってきた。その鍛練で、そこらの小悪など、ウエスタン・ラリアートで一撃だった。人に言うことを聞かせるには、相手が一番いやなことをするという箴言を思い出す。不動産業者と言えば、ヤクザがらみの連中も多いから一筋縄ではいかない。
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