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2019年3月30日 (土)

「命金には手をつけるな」

O0800045013820231207 29日の米株式相場は続伸した。S&P500種株価指数は四半期ベースで前日比0.7%高の2834.40で終了し、2009年以来の大幅高となった。ダウ工業株30種平均は211.22ドル(0.8%)上げて25928.68ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇した。また、米10年債利回りは2.41%。米国株は、暴落が警鐘されるなかで続伸している。愚生も年初に一旦すべて売却したが、先日改ためて一部買い戻した。12月のクリスマスイブの大暴落から、いつのまにか米国株は値を戻している。やはり、世界の主要中銀が金融緩和姿勢の維持が継続されているからだろうか。米中の貿易戦争を巡る懸念が和らいだことが原因なのだろうか。愚生には、その真贋はよくわからないが、1-3月(第1四半期)はリスク資産に買いが集まったことは事実だ。著名な投資責任者は、株価はファンダメンタルズに左右されるという。企業の雇用の伸びは高く、企業業績は伸びが続いている。これからも、パニックにかられた下落はあるだろうが、最終的にはファンダメンタルズが支配するという。要するに、ファンダメンタルズがしっかりしているから、米国株が売られることはあっても大暴落などないと言いたげだ。ポジショントークもあるだろうから、鵜呑みにはできない。思いだせば、愚生は昨年9月末くらいまでは、含み益を大きく得て、自惚れからか大口を叩いていた。その後の急落でも、株価は回復すると軽く考えていた。しかし、24日のクリスマスイブの大暴落で含み益を吐き出し、年末はみじめな思いで年間収支の決算をした。その後、リバウンドしたところですべて清算した。昨年一年間は、いったい何だったのだろうかと悔やんだ。いずれにしろ、株式市場がなくなるわけではないからと、自分に言い聞かせて±ゼロで換金売りをした。その後、株価が回復したことを思えば売却しなかったことが正解だったようだ。しかし、将来が確実に見えない限り、リスク管理する方が正しい。だから、売却はいまでも正しい決断だったと思っている。株式の掲示板などを、読んでいると、あの暴落に耐え切れず売却した投資家も多かったようだ。しかし、売られすぎた株は必ずリバウンドする。だから、あそこで狼狽売りするのは、資金に余裕がない投資家だろう。「命金には手をつけるな」という株式投資の格言がある。この意味は、「命金=負ける余裕のない金」をリスクに晒せば、精神状態は極度に不安定になる。このような状態でトレードをすると、必ず負ける。何故なら、市場と言うのはリスクを取らなければリターンが得られない。負ける余裕のない金では、損切りできないからだ。そう偉そうに言う愚生だが、欲が深いせいだろうか。含み益を確定して、休むことができないから何時も勝てない。

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