文在寅は日本の協力無くして解かねばならない
拙速な安部首相がロシアのプーチンにいいようにあしらわれて、いつの間にか北方領土四島という表現まで使用しなくなった。戦後七十年の日露外交が大きく棄損した。北朝鮮に対しても、トランプ大統領の落ち着きのなさから、心配してした。しかし、がさすがにビジネスマンだけあって、何とか対面は保った。今回、ベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が決裂したというニュースで最悪の悪夢は回避されたというべきだろう。日本の首相官邸や外務省では、静かに祝う雰囲気だったという。日本政府の立場は、間違った合意をするのであれば何も合意しないほうがましだという意見だ。仮に、米国が北朝鮮の非核化についてはほとんど進展しないで、長距離ミサイル計画に終止符を打たせる代わりに日本襲撃が可能な短距離弾道ミサイルは手付かずで残す。こういった合意は最悪だ。ところで、韓国には暗雲が垂れ込めている。今回成立すると思われた合意の突然の消滅は、ショックなことだったようだ。寧辺核施設解体に向けた第一段階として、制裁措置の部分的解除がハノイで合意されるという予想をしていた。それは、文在寅政権は、これ以外の仕事に全く手付かずだったからだ。この北朝鮮の金正恩をソウルに招いて、首脳会談で南北朝鮮の統一を目指す目論みだった。文は、北朝鮮との関係の進展に大統領としての立場を賭けてきた。その基本には、北朝鮮の指導者である金正恩は核兵器と引き換えにしても安全保障や経済発展を真剣に望んでいると考えたからだ。だからこそトランプに賭け、その機嫌をずっととってきた。この文大統領の人気はすでに陰り始めている。選挙前の公約に反して自国経済は低迷し、低所得層の暮らし向きの改善が進まない。今後、米国と北朝鮮の交渉が仮に行われたとしても、近いうちに合意が得られる可能性は低い。その間、北朝鮮政権は、韓国政府から事実上の制裁緩和を直接得ようとするだろう。文在寅は、米国の許可を得た上で経済交渉を進めることを望んでいた。よく映し出される平壌の高級レストランや車、高層アパートといった光景は、砂上の楼閣だ。北朝鮮の計画経済はほとんど機能しておらず、国民はヤミ経済に依存している。特に中国との越境貿易に支えられおり、これによって国民は物品やハード・カレンシーを入手している。2016年より北朝鮮に課せられている制裁は、北朝鮮のシステムの根幹を揺るがしている。この経済的危機から抜け出すことは、金正恩の生存問題でもある。今回、金正恩が唯一求めていたのは、制裁解除だけだった。しかし、決裂で人道的援助という抜け穴を利用して、食料や医薬品、その他の物資を北に輸入するしかなくなった。今後、文在寅は日本の協力無くして、この複雑な問題を解かねばならない。愚生も安倍政権、そして習近平政権にしても、薄ら笑いを浮かべながら文在寅の自滅を傍観するだろう。文在寅に残されている道は、拘置所に行まで自分の首を洗うことしかない。
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