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2019年4月 4日 (木)

韓国はもはや漢字文化圏とは言えない

13576857 中央日報に、孔子の儒学「四書三経」が日中韓3カ国に影響を与え、それぞれ異なる近世を経験したという記事があった。日本の文献では、8世紀に編纂された『古事記』『日本書紀』『万葉集』などを挙げる。一方、韓国では9世紀の「桂苑筆耕」と高麗時代の「三国史記」「三国遺事」などの古典を挙げた。ここでまた、韓国人得意の嘘が入り込む。崔致遠は885年に新羅国に帰り、「桂苑筆耕集」20巻を編纂したのは9世紀だ。ただし、この書は崔致遠が、唐にいた間に書きためたもので、書いてあるのは唐のことだから朝鮮の歴史書とは言えない。また、朝鮮の文献で「三国史記」が「日本書紀」なら、「三国遺事」は「古事記」に当たる。これは、日本より百年遅れて9世紀に編纂されたような書き方だが、事実はそうではない。「日本書紀」が8世紀に対し「三国史記」は12世紀、「三国遺事」は13世紀に編纂された。コラムの筆者は、上記の朝鮮文献など読まないで書いているのであろう。というか、韓国人は漢字を知らないから、自国の古典を読めない人が殆どだ。朝鮮古典の「三国史記」の白村江の戦いや倭国については、「新羅本記第七」《倭国の兵船が百済を救援にきた。倭船は千艘もいて、白沙に停泊し、百済の精鋭騎馬隊が船団を守っていた。》「百済本記第六」《さきに倭国に人質となっていた旧王子扶余豊を迎えて、彼を王とした。》「旧唐書記」「新唐書紀」「列伝四金仁問伝」「日本書紀」にも同様な記述がある。《熊津江から白江にゆき、陸軍と合流し共同して周留城にせまった。倭軍と白江口で遭遇し四度戦ってみな勝ち、倭軍の船4百艘焼いたが、その煙や炎は天をこがし海水は丹くなった。》とある。朝鮮の文献からも、当時の日本(倭国)が唐との戦いに半島に進出したことが記されている。この大陸進出の軍事力は、強大なものであったろうから、任那日本府も存在したと考える。逆に、韓国の国定教科書には、新羅や百済が日本(倭国)に人質を送っていた記載などまったくない。朝鮮人は漢字を知らないため、思い込みの歴史歪曲教育が災いして、日韓関係の悪化に繋がることは否定できない。ところで、中央日報には、韓国と日本の思想史は文学・歴史書より儒学を中心に展開したとある。ここでも記事は、また真っ赤な嘘を重ねて吐く。儒教と言っても朝鮮人の両班以下は、文盲で書物など読めない。一方、日本は庶民でも読み書き算盤ができた。伊能忠敬のような数学者も、四民平等でどの階級からも頭角を現した。今回の万葉集も、階級に関係なく秀逸な和歌は残されている。こう考えると、日本と朝鮮の比較をしても、前提条件が全く違うことから意味をなさない。更に、近代漢字一つをとっても、日本は西洋文明の書物を翻訳する際に、新しい漢字熟語を数多く作り出した。それは本家の中国にも伝わり使われている。「共産党」や「人民共和国」などが当にそれだ。西洋文献の翻訳には、日本の新漢字熟語は非常に役に立った。一方、朝鮮のハングル文字などは、音だけで文字化するため、同音異義語が氾濫し意味が伝わらない。日本に来た韓国人留学生は、平安時代の物語文学やら貴族の日記やらが大量に残っているのを知って驚くという。戦後、韓国はハングル使用だけになってからは、もはやベトナム同様に漢字文化圏とは言えない。漢字を捨てた朝鮮人は、文献も読まないで「令和」を「万葉集」から引用したことを、中国の詩文集「文選」からだと揶揄する。しかし、引用先が万葉集だったのであれば、元号の由来も万葉集だ。ところで、韓国籍の船舶が国連安全保障理事会による対北朝鮮制裁決議を違反した疑いで昨年10月から釜山港に抑留中だ。韓国政府は、該当船舶が海上で船から舶に移し替える「瀬取り」で北朝鮮船舶に精製油を供給したとの疑いで調査に着手した。一方、2回目の米朝首脳会談直前の2月末にも、北朝鮮の国際貿易港の南浦などで石炭の輸出と疑われる活動があった。これまで、韓国政府黙認と言うか奨励して、又ある時は海軍・海警に護衛させて、瀬取りを数えきれない程やってきた。相変わらず、官民とも国際条約破りを屁とも思っていない。各国の監視が厳しくなり証拠を突き付けられ、韓国政府もやむを得ず抑留したようだ。困った隣国だ。

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