日韓の首脳会談などあろうはずはない
露朝首脳会談は、ロシアが主要国際会議で疎外されないことが目的だったようだ。プーチン大統領は、対北朝鮮問題の当事者として見えるような写真を撮たかったところにあった。ロシアは、国連の対北朝鮮制裁に賛成票を投じている。そのため、ロシアが制裁解除を要請するのは筋違いだ。今回、金正恩がいろいろ要望しても益はなかったのだろう。経済援助は、中国と違ってロシアが提供する立場ではない。ロシア内の北朝鮮労働者滞留の問題も、賛成した国連決議に従わないというのでは立場はなくなる。結局、ロシアは北朝鮮労働者の滞留延長を認めなかった。これでは、金正恩がロシアに行った意味はあるのだろうか。昔、豊臣秀吉に嘘の報告をした、明との交渉を見るようだ。米朝首脳会談では、北朝鮮側の交渉人が金正恩を恐れて米国の立場を伝えなかった。今回も、似たような状況が考えられる。そうでなければ北朝鮮は、よほど経済問題が深刻で訪露を敢行したのだろう。北朝鮮が弾道ミサイルの実験などしたところで、さらに制裁強化を招くだけだ。唯一の味方の文在寅は、身から出た錆で世界の誰からも相手にされない大統領となった。思い返せば、米朝会談後に金正恩は、ハノイから帰る途中で北京を経由して習近平に会わなかった。今回は、世界中から制裁を受けている北朝鮮と欧米から制裁を受けているロシアの会談だ。この疎まれた者同士が会談したところで、世界にとっては何の影響もない。どこの国も、国内経済の減速に頭を痛めている。一番の優先事項は、国内経済の立て直しだ。その中で、北朝鮮には喫緊の問題として、国内経済の立て直しと金一族体制の保持がある。今、金正恩の訪問を受け入れた中・露は、日米へのけん制であって、金正恩のことなど考えていない。同様に、朝鮮半島にある南貶の国も、日本との合意に基づいて設立された「財団」を解散した。その上、火器管制レーダー照射。そして、国会議長の天皇誹謗中傷発言とくれば、日韓の首脳会談などあろうはずはない。韓国が首脳会談を提案すること自体、狂っているとしか思えない。
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