ルノーサムスン労組は53回目のストに突入
愚生も若い頃は、F社の組合に加入していた。当時、連合がない時代だから電気労連に属していた。F社の組合は、集会が始まる前に大音量で「電気の労働者」という労働歌を流しながら気勢を上げていた。この歌は懐かしくて好きだったが、連合に組織替えしたせいか、どこを探しても見つからない。入社してから集会には、13回くらいは参加しただろうか。だが、ストに突入したのは一回のみだった。会社の御用組合と云われる由縁も納得できる。朝鮮半島の韓国では、国民性なのだろうが労使対立が激化している。そのせいで、生産への影響が長期化し地域経済に及ぼす影響も深刻だ。ルノーサムスン労組は10日、53回目の部分ストに突入したというから、驚かされる。昨年6月以降、10カ月にわたる賃金・団体協約交渉に向けた実力行使だ。9日の25回目の交渉でルノーサムスン労組は人事権を追加で要求したという。労働者を転換配置する場合に、労組の合意を受けなければならないという内容だ。要求を出す前に、労組は自らの会社の現状を正しく認識しているのだろうか。ルノーサムスンの釜山工場は、閉鎖の岐路に立たされている。何故なら、釜山工場で生産する日産自動車のスポーツ多目的車「ローグ」の生産契約が9月で終了するからだ。韓国GM労組もストを摸索中という。起亜自動車労組は、米国工場で製造する車種の生産中断を要求した。そして、海外生産車種を韓国国内で作るようにと要求する。現代自動車工場でも連日集会が続いている。現代自動車労組は会社側に労働者1万人を新規雇用せよと要求している。この様な労使対立の間に、販売台数も打撃を受けている。ローグ輸出台数が減少したルノーサムスンの先月の内外販売台数1万2796台は、前年同期比▲49%の減産だ。一時韓国車業界で生産台数が3位だった韓国GMは、最下位となった。昨年、韓国の国内工場は初めて593億ウォンの営業損失を記録した。ルノーサムスンがストを始めてから30社ほどの協力会社は納品量が15~40%減少した。労組は「不当な低賃金で働かされた」「働きたいのに不当に休まされた」と要求する。韓国自動車産業の競争力が落ちている状況で、労使闘争が火に油を注ぐ。船が沈みかけても穴は塞がず。相手に勝つための喧嘩を船上でしている。勝ったところで船が沈んだら意味がないことを理解できないようだ。事実、世界自動車市場で韓国産自動車のシェアは減少している。韓国貿易協会国際貿易研究院によると、今年1-7月の韓国の自動車輸出額(約2兆6550億円)は前年同期比で6.8%減少した。これを受け5位だった世界自動車輸出市場の順位も8位に落ちた。こう言う事実を知ると、経済オンチの文在寅の左翼政権は、大丈夫かと心配になる。こんな国に資本を投下し、現地法人を作った欧米企業や東レは、馬鹿だったと悟っただろう。日本の経済界も、こんな国に投資するのは慎んで貰いたい。現実が認識出来ずに、目先の欲だけに駆られて、論理も倫理もない愚民の民度が出ている。隣国に配慮するということができないのは、李明博・朴槿恵・文在寅と三バカ・トリオだけではなさそうだ。
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