米国株やGAFA株は高すぎると言われるが、
米アマゾン・ドット・コムは、3000基以上の衛星のネットワークを構築し、高速インターネットサービスを提供する計画を進めている。これは、低軌道衛星のコンステレーション(特定の方式に基づく多数個の人工衛星の一群・システム)を打ち上げ、現在、ブロードバンド・インターネットへアクセスできない人々に高速ブロードバンドを提供する。この衛星プロジェクトは、スペースXやエアバスが出資するワンウェブなどと競合する。スペースXやカナダのテレサットなどの計画は、通常の通信衛星より地球に近い軌道を周回する数百もしくは数千基の小型衛星を打ち上げ、データネットワークを構築するというから考え方は同じだ。どうも、ネットワークの高速化は、衛星を使ったものが今後主流になるのだろうか。ずいぶん前に、携帯電話の普及期にも衛星を使った取り組みはあったが、上手くいかなかった。地下鉄や地下街、ビル内での携帯電話使用時に問題があったからだ。今回は、この問題が指摘されていないことから、何らかの施策があるのだろう。秒進分歩の技術革新は、半導体の集積化と宇宙への拡大という2方向への広がりを見せる。現状は、スマートフォンが移動体端末としての基盤を築いた。これをマンマシンインターフェイスとしたAIコンピューターシステムの拡大は今後も容易に予想できる。技術革新が進むたびに価格の崩壊がデジタル機器に起きる。これでは、食品関連の価格が少しくらい上がっても、全体としてインフレになることはない。再生産が可能な金なども、都市金鉱が効率よく開発されれば、不足することはない。そして、半導体とソフトウェアがキーとなるネットワーク社会も同様だ。爆発的に増え続けるだろうクラウドコンピューティングにおいても、単位価格が下がることがあっても上がることはない。産業のコメと呼ばれる半導体の進歩と同じだ。米国株やGAFA株は高すぎると言われるが、将来性を勘案すればそうではないのかもしれない。従来の物差しが合わなくなったのだろうか。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- イーロン・マスク氏による米ツイッター社買収(2022.04.27)
- デジタルディバイドの差別される側に(2022.02.21)
- メタバースのプラットフォーム事業(2021.11.26)
- クラウドインフラストラクチャは急速に成長(2021.10.09)
- 築古マンションは数年後には暴落して安値(2021.09.26)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 不動産屋も株屋に通じる(2022.05.28)
- 重信房子(76)が刑期満了を迎える(2022.05.26)
- 衆議院議長をやる資格はない(2022.05.24)
- 一人暮らしとなればマンション暮らしが楽(2022.05.21)
- 将来のインフレは確実だ(2022.05.19)
コメント