株の大暴落を期待したい
昨日、トランプ大統領は、2000億ドル相当の中国製品に対する現行10%の関税を25%に引き上げると表明した。理由は、中国との通商協議の進捗が遅いことへの不満からだ。これに嫌気をした上海市場は約▲6%も大暴落した。さらに、トランプ大統領は追加関税の対象になっていない3250億ドル相当の中国製品にも、近く25%の関税を発動する考えを示した。ただ、中国政府は、米中通商問題を巡りトランプ米大統領から強い圧力を掛けられたが、交渉団を米国に派遣する方針を示した。そのためか、米国時間で午後に入ると主要株価指数は大幅に下げ幅を縮小した。この発端は、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が、中国が貿易協議で交渉でのコミットメントを撤回したと非難したことからだ。いずれにしろ、トランプ大統領のツイッター一つで世界中が混乱した。関係がなさそうな愚生だが、指値でマイクロソフト株、アマゾンドットコム株、VOOヴァンガードS&P00に指値で買いを入れた。ただ、愚生の指値は、相当に低い値段なので買える自信はない。米国市場が大暴落をすることを前提とした価格だ。高く買っても利益は少ない。株を持つリスクは大きいから、なるべく減らしたい。暴落時に買うことは効率が良い。しかし、どこが底かを見極めるのが極めて難しい。二段下げが起きないとも限らない。今日の東京マーケット、10連休後初の取引を迎える。トランプ大統領のせいで、海外市場は波乱の動きだった。追加関税が発動されたなら中国経済に大きなダメージを与えるだろうから株安の公算は大きい。現時点では、トランプ大統領が追加関税を発動するとツイッターで呟いただけだ。実際にどうなるのかを見守る必要がある。これまで、追加関税は市場では「決着済み」と見なされてきた。現実に起きるなら、世界的に株価を押し下げ、日本株もいったん調整は避けられないだろう。もっとも、米中貿易摩擦の初期とは異なり、FRBは利上げを停止している。直近のFOMCでは、早期の利下げ観測は打ち消したが再び金融緩和を強めるなら、追加関税による不安は和らぐ。ただ、世界の金融市場は米中貿易交渉の進展を織り込んでいただけに、短期的には株価の調整が避けられないとの見方は多い。今回の対中強硬策は2020年の米大統領選を視野に入れたトランプ大統領の交渉の一過程であれば、株安が進めばFRBが金融緩和に動くとの観測もある。いずれにしろ、Sell in Mayで株が売られやすい時期に、この騒動だ。ポジションを閉じて現金を積み上げている愚生としては、千載一遇の買い場が欲しい。ポジションを持っている投資家には申し訳ないが、大暴落を期待したい。
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