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2019年6月28日 (金)

どう考えても、不動産価格は上がらない。

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土地バブル絶頂期の1990年に、横浜市青葉区のマンションを売り払って、M市の戸建てに移り住んだ。それ以来、マンションには全く興味がなかった。投資用の土地やワンルームマンションの処分売りなどはしたが、購入など全く考えていなかったため相場や市場動向には疎かった。しかし、ここのところ息子の結婚や友人の相談などに耳を貸すことで、久しぶりにマンション相場が気になるようになった。愚生の友人に、建設会社大手に勤務していた友人と話す機会があった。彼によると、最近はRC構造のマンションが見直されてきたという。タワーマンションやパネル工法の構造物は、メインテナンス費用が多大なことと、遮音性に劣るという。そして、公団が造った昔の4-5階建ての団地タイプが最も堅牢だという。時代を経て見直されてきたようだ。ただ、不動産全般の話にもなるがマンション相場というものは、売り手と買い手の合意で決まる。少子高齢化の現在、売り主は多くても買主は少ない。どう考えても、不動産価格は上がらない。特に、東京五輪の選手村マンションのモデルルームも公開された。東京・中央区の晴海エリアに新装改築され、新たに50階建ての高層マンションを含む4145戸の分譲が始まる。跡地は、約1万2,000人規模の街に生まれ変わる予定だ。その分譲マンションの間取りは、2LDKから4LDK(専有面積を60平方メートル台~150平方メートル台)で、価格は5,000万円台から1億円を超える部屋まで、幅広い価格帯を取りそろえる予定だ。2019年7月下旬から段階的に販売するが、他のマンションの価格に影響が出るだろう。少し不便といっても、東京中央区の新築マンションがこの価格なら、マンションの価格が大きく下がることだけは間違いはない。首都圏のマンションの相場を大きく下げるだろう。そういうこともあって、愚生宅近くの新築マンションも割高のもは売れ残っている。北関東でも、駅前の再開発やLRTの導入が決まっている宇都宮などでも、新築マンションの価格を抑えめに値付けしたと東京建物の販売員は説明していた。どの辺まで、どんな影響があるかわからないが、価格下落方向なことだけは間違いない。千葉の臨海埋め立て地や東京郊外の丘陵に建つマンション群も、将来はどうなるのだろうか。壊すのにも金がかかり合意形成が難しいだろうから、ゴーストタウン化するのが明らかだ。越後湯沢のリゾートマンションが明日の姿かもしれない。

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