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2019年6月 7日 (金)

中立が敵をつくるわけではない。.

Yeongeunmun_gate 韓国の新聞に「中立は敵をつくる」という記事があった。中立で有名なのはナチスも進行しなかった永世中立国のスイスだ。事大主義の韓国は、中立などとは無縁だったと思っていた。過去に、朝鮮が中立だった時期など歴史上あっただろうか。そもそも、朝鮮半島にあった冊封体制の国に、外交権があったとは思えない。記事は長々と2500年前にギリシャを焦土化させたペロポネソス戦争を引用している。新興都市アテネと軍事大国スパルタとの戦いだ。韓国の立場を、当時のメロス島民に例えている。メロス島民は、アテネから同盟に合流しろという圧力を受けたが拒否した。メロス島民は、「我々は中立だ。どの陣営にも加わらない状態を認めてほしい」と言う。一方、アテネ使節団は「それはできない。」という。メロス島民は、中立を守ったからスパルタが救援しに来ると信じていたが、スパルタは来なかった。その結果、メロスは滅亡した。フィレンツェの賢者は「優柔不断な君主は、現在の危険を避けるために中立を叫ぶ。しかし、これはいつも破滅の原因となる」という。要するに、中立と叫んで協力しなければ、敵とみなされるからだ。中立を保つということは、相手に対して容易ならぬ者だと認めさせなければならない。永世中立を貫くスイスと、米中間でコウモリ外交を行う韓国とは全く違う。中立が敵を作るのではなく、二股外交が敵をつくるのだ。中立が敵を作るのが事実なら、永世中立国のスイスは多くの敵国がいそうなものだ。中立が敵を作るのではない。どっちつかずのいい加減な態度が敵を作る。事大主義でコウモリ外交を行うことと、中立とは全く意味が違う。どうも文在寅は、自分がやっていることが中立だと思っているのだろうか。第一次世界大戦前の朝鮮と似ている。おかげで、日本は日清戦争や日露戦争を戦うことになった。現在は、米は韓国が中国との関係が悪化しても、自分たちを支持することを望む。一方、中国は韓国に米国との距離を置くことを要求する。日本は明々白々に民主主義国家の米国側だ。そもそも、中立というのは、どちらの味方もせずに自分のスタンスを守るというものだ。韓国がやっているのは、自分の利益だけ一方的に引き出し、相手の要求は知らん顔して無責任を決めこむ。日本に対しても韓国は同様なことをしてきた。韓国は、事大主義であって中立ではない。経済は中国、安全保障は米国と言う虫の良いツートラックの事大主義だ。力を持たない者に中立などあり得ない。韓国は、朝鮮戦争で米国が作ったオマケ国家だということを忘れているようだ。双方を敵に回す事になる前に、頭を冷やして考えろと言いたい。過去の歴史を振り返れば、優柔不断に振まった朝鮮半島の国家は、常に自国土を戦場にとして焦土化してきた経緯がある。

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