日本IBM開発のホームページ・ビルダー
愚生は情報産業企業に勤務していたため、インターネットが日本の一般ユーザーに普及するずいぶん前から関わっていた。ホームページを記述するHTML言語の解説書も、早々と購入して勉強したことを覚えている。その当時、HTMLの記述を軽減する日本IBMの大和開発研究所が開発した「ホームページ・ビルダー1994年(バージョン1.0)」という開発ソフトが登場した。
ホームページ・ビルダーは初級者でも簡単に使えるソフトウェアとして設計されていたため、さすがにIBM製品と感心した。ウェブサイト作成パッケージソフトとしては1999年10月から、売り上げの連続1位を記録している。開発元・販売元の変移は、バージョン1.0からV8までは日本IBMが開発と販売。V9と10は、日本IBMが開発・販売、また他社からも販売。V11は日本IBMが開発し、ソースネクストと独占販売契約が結ばれた。しかしその後、ジャストシステムから教育機関・官公庁向けに販売が行われ、その販売形態を巡って日本IBMとソースネクストの訴訟に発展した。その結果、V12から14は、日本IBMが開発を行い、販売はジャストシステムのみが行った。2010年にジャストシステムが日本IBMからプログラム著作権と商標権を取得した。そして、V15以降はジャストシステムにより開発・販売している。愚生の勤務先の部署にも、ホームページ・ビルダー1994年V1.0やV2.0が置いてあった。仕事の合間に、遊び程度だが使ってみた。その後、インターネットの重要性を認識したため、LINUX仕様のコバルトサーバーを、自宅に持ち込んでホームページの作成などをした。費用が数十万円もしたため、会社の調査研究費で購入した。今なら税法上問題だろが、25年以上も前になるので時効は成立している。V15以降はジャストシステムの新機能が追加されたが、過去のデータと継続性がないため、愚生はほとんど使っていない。そのこともあって、愚生はホームページビルダークラッシックしか使っていない。V15、V19は購入したが、HTML5に対応した機能以外は見るべきものはなかった。今も、あえて買い替えをする必要に迫られていなかった。ところが、同窓会の写真を編集するにあたり、サムネイルとアルバル機能の操作が動作しなくなった。問い合わせようにも、V19のサポートは2017年で終了していたため、V21のバージョンアップ版を購入した。ところが、インストールしても状況は変わらない。そのため、付属の無償サポートを申し込んだ。ジャストシステムによると、programfiles(x86)>justsystem>HP21>CLASSIC>bin>webgallery.exeを起動して、写真の再読み込みをすれば機能が正常に働くという。バグ対策の実行ソフトが用意されている。なにか納得がいかない気はしたが、機能は動作して煩わしい手順が省けた。メーカーのバグなのにと、何か割り切れない気分だ。ところで、Windowsになって凋落したジャストシステムは、復活したのだろうか。社長の浮川さんの話題も、めったに出なくなってきた気がする。
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