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2019年9月24日 (火)

無形物までアマゾンに囲い込まれる

10 米アマゾン・ドット・コムが、既存の小売業をどれだけ影響を与えたのだろうか。「アマゾン・エフェクト」は、小売り大手のシアーズ・ホールディングスなど名門企業を経営破綻に追い込んだ。小売業の店舗数の減少は、2017年以降で計約▲1万店だと言われる。米国では2018年に閉鎖した店舗の面積が過去最高を更新した。ネット通販の普及が一段と進む中で、日本の小売業も対応を迫られる。ファストファッション大手のフォーエバー21が民事再生法(日本の例)の適用申請を検討中だという。フォーエバー21を追い詰めたのは、やはり膨張するアマゾンだった。愚生に限っても、アマゾンでの買い物は多い。そして、アマゾンプライム会員となって囲い込まれている。もちろん、ヤフーもヤフープレミアム会員だ。こう考えると、消費者は自分に魅力を提供してくれる店が、ほとんどがネット通販になってしまう。調査会社によると米国の2017~18年小売事業者店舗の純減数は5081店だ。2年連続の純減で、2019年も含めた累計純減数は9772店と、最大手ウォルマートと2位のクローガーの米国での合計店舗数を超える規模になる。米小売店舗の閉鎖面積は2018年が1.55億平方フィートで、1995年以降で最高だった。ITバブルの崩壊やリーマン・ショックの時より閉鎖が多い。1994年創業以来、のアマゾンはシステム部門を除いた北米の売上高は10年間で14倍に拡大。増収額は2018年には352億ドルと加速している。そういえば、愚生の子供が小さい頃に連れて行った玩具販売の大手トイザラスも破綻した。ただ、愚生はアパレルだけはアマゾンで買う気になれない。もっぱら、ユニクロ店に行く。日本でも小売店の淘汰はすでに始まっている。法人・個人をあわせた小売業の店舗数は過去10年で2割減った。少子高齢化が元凶かもしれないが、「アマゾン・エフェクト」も加わっているかのかもしれない。ただ、日本の電子商取引(EC)化率は米国と比べればまだ低い。ところで、最近よく使う物はAmazon Echo Dot(アレクサ)だ。音楽は、これですべて満ち足りる。また、映画やテレビドラマはアマゾンプライムで見るようになってしまった。物を伴う買物だけでなく、無形物までアマゾンに囲い込まれている気がする。

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