忌まわしい台風だった。
昨日は、初めてラグビーの試合を最初から最後まで見た。愚生はラグビーのルールをよく知らない。アメリカンフットボールと似ている程度の認識だった。しかし、対スコットランド戦では、ナショナリストとして、よく分からないまま日本を応援した。いずれにせよ、日本が勝って良かった。体の大きさではかなわないが、技術でスコットランドをかわしたことは評価される。ところで、JR東日本によると、長野市内を流れる千曲川が氾濫した影響で「長野新幹線車両センター」が浸水した。そこに、留め置いていた北陸新幹線の10編成、あわせて120車両が水に浸かったという。今回の浸水で、北陸新幹線の全車両の3分の1が被害にあった。このためJR東日本は東京駅と富山駅の間で、運転を見合わせるとしている。ただ、長野駅と富山駅の間については運転再開のめどはたっていない。鉄道のシステムに詳しい工学院大学教授は、「新幹線がここまで大規模に水没した事例は今回が初めてではないか」という。そのうえで「車両が汚れた水につかってしまうと乾いたとしてもそのまま運転すると火が出る可能性があり、完全にきれいにする必要がある。しかし、電子機器などを隅々まで完全にきれいにするのは現実的には難しく、映像を見たかぎりでは、少なくとも床下にある機器類はすべて交換する必要があるのではないか」と指摘する。さらに「床上にある空調の配線なども痛んでいた場合は最悪、廃車という事になるかもしれない。ただ、新幹線の車両120両をこれからすぐに製造するというのは難しく、仮に廃車となった場合の影響は利用者にとっても会社にとっても甚大だ」と話す。1編成12両の製造におよそ32億円超というから、単純計算すると、1編成12両を製造するのにおよそ32億8000万円かかる。愚生の田舎は富山なので、北陸新幹線が通常運転になる時期が気になる。今回の台風は、愚生宅は辛うじて難を免れた。しかし、愚兄の住む千曲川沿いも大惨事というから、方々で被害をもたらしているようだ。本当に、忌まわしい台風だ。
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