勲章を、貰えない者の負け惜しみ
政府は2019年秋の叙勲受章者を発表した。女優の泉ピン子、歌手の水前寺清子らには旭日小綬章が贈られた。水前寺清子といえば、デビューの頃から知っている。「涙を抱いた渡り鳥」という曲がデビュー曲だったと思う。本来は、畠山みどりのために作曲された曲のため、水前寺清子には少し無理だったようだ。音域が狭い水前寺清子は、高音をかなり苦しそうに歌っていた。その後、長く持つ活躍するとは思っていなかった。ただ、幸せは歩いてこない、だから歩いてゆくんだね-の、代表曲「三百六十五歩のマーチ」などがヒットして、歌謡界を風靡した時代もあった。しかし、人気が凋落してからは、ラジオ番組にも出演していた中では、新人歌手を可愛そうなくらい虐めた嫌な奴だった。見るに見かねたNHKの広瀬久美子アナウンサーに叱られている声が、ラジオに流れたこともあった。こういう人物が受勲とはあきれ果てる。いったい受賞の基準は何なのだろうか。本来、表彰されるべき人がもっと目立たない所で数多くいるのではないか。そして、そういう人は受賞を辞退しているのではないか。相応しくない輩だけだ、受け取っているのかもしれない。有名人は、十分有名なのだから、改めてお祝いなどする必要があるのだろうか。カルロス・ゴーン容疑者などの悪党にまで、安っぽい日本国勲章を贈っている。安倍首相が、巨人の長嶋や松井に国民栄誉賞を出しているのにも首をかしげる。何故、貧しい中で這い上がってきた野村克也などは対象外なのだろうか。首をかしげてしまう。要するに、勲章といっても選ぶ側の好き嫌いだ。将棋の米長邦夫など、良く調査しないから悪党の極みみたいな輩にも出している。そういえば、赤子のような加藤一二三さんは何も受勲していない。しかし、ローマ法王からは何か頂いていたはずだ。貰えない者の負け惜しみだろうが、いい加減にしろと言いたくなる。
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