無能な韓国政府が企業の足を引っ張る
日本政府が7月に半導体材料の輸出管理を強化したこといから、韓国政府はハイテク部品・素材の国産化に乗り出した。これから浮き彫りになったことは、韓国が重要技術を日本に握られているという真実だ。例えば、LGディスプレーがフッ化水素の100%国産化を完了と発表した。LGが製造工程で使うのは、輸出管理の対象外である低純度フッ化水素を加工したエッチングガス。これまでは日本から最終製品を輸入してきたが、原料の低純度フッ化水素を日本から輸入し、韓国でエッチングガスに加工する方式に変えるという。これは、日本の制裁措置発動前から進めていたことだ。加工を韓国内に切り替えたという意味では国産化だが、原材料は日本製であれば、韓国での内製化といえるだろうか。半島に住む諸君の滑稽さには笑ってしまう。愚生の肉親にも虚言壁の人物がいる。小さい頃から、嘘をついていると、社会に出てからも止まらないようだ。家庭内なら、慈愛に満ちた母親が回りの環境が悪かったからだと大目に見てくれる。しかし、いったん社会に出れば容赦はない。韓国政府は、脱日本依存を目指すため、素材・部品・装備開発の支援策として、毎年約940億円の予算を投入するという。しかし、2001年に策定して以来、2016年まで4次にわたって素材・部品・装備支援計画を発表している。今回の計画も多少の違いはあるが、基本的にはこれまでと同様だ。掛け声倒れになる危険性の方が多いだろう。韓国が部品・素材の国産化を打ち出す裏には、いつも日本との関係緊張があった頃だ。2009年に2次計画を発表した李明博政権は、対日貿易赤字の縮小が大きな政治課題だった。3、4次計画をまとめた朴槿恵政権も元従軍慰安婦問題などで対日関係が悪化していた時期だ。しかし、これまで技術的に難易度の高い製品は、日本頼みの構造は変わっていない。国産化が進まない理由は、歩留まりが悪かったり、割高になったりして、疑似品を作っても採用できないからだ。軍事用品のように、価格や納期を無視すれば可能なのだろうが。生産技術のプロセスづくりは、短期で成果は上がらない。トヨタ自動車の生産性に、世界中が追い付けないことを見れば容易に理解できる。韓国大手財閥の本音は、余力がないから日本の部品・素材メーカーとの取引継続が最優先だ。日本依存のリスクはあっても、国内サプライヤーを辛抱強く育成する余裕はない。韓国での国産化は経済原理に合わない。その結果、日本などとの国際分業が合理的だという結論に至るようだ。そして、韓国大手企業は韓国政府が思うほど内製化が簡単ではないと本音を漏らす。どうも、技術音痴な韓国政府が企業の足を引っ張っている。韓国財閥の大手企業ロッテが、中国でこっぴどく叩かれて撤退させられた。これも原因を質せば、朴槿恵元大統領の失政がもたらしたものだ。文在寅などは、最低労働賃金を暴力的に上げたため、多くの労働者が解雇された。韓国の中小企業に、余分な固定尾費を吸収する余裕などはない。本質を捉えない政策のため、企業は労働者を切ってバランスシートの帳尻を合わすしかなかったからだ。
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