不景気の株高といわれるが、
米国商務省が発表した第3・四半期のGDP改定値は年率換算で前期比2.1%増と、速報値の1.9%増から上方改定された。しかし、成長率は昨年の2.9%から確実に鈍化し、今年前半も2.6%と、トランプ政権が目標に掲げる3%に届いていない。ただ、経済成長を見る上でより良い手法とされるGDPとGDIの平均は2.3%増と、第2・四半期の1.4%増から加速した。経済成長は第1・四半期の3.1%増から減速しているものの、住宅ローン金利の低下に伴い住宅市場が昨年の弱含みから持ち直しており、近いうちに景気後退入りするリスクは減った。そして、FRBは先月、今年3度目の利下げを決めた。米経済の大半を占める個人消費は速報値から改定なしの2.9%増。失業率は50年近くぶりの低水準にありというから、個人消費を下支えしている。このせいなのだろうか、 27日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が7日続伸した。米経済指標が予想を上回り、ドル買いが膨らんだ。そして、S&P500種株価指数が最高値を再び更新した。ここのところ、愚生の持っている米国株も上昇基調だ。早々に売る予定はないが、年の瀬で出費がかさむ時期の含み益の増加は、素直にうれしい。今年一年のアマゾンドットコム株は、冴えない株価の動きだった。アマゾンドットコムの場合、株価が先行しすぎているきらいもあるが、愚生の売り目安の2000ドル越えは果たして頂きたい。ここ一年、アマゾンドットコムの株価は、2000ドル超えると大きく売られる。上がりすぎなのかもしれないが、アマゾンドットコムのAWSビジネスの成長率にも陰りが見えてきたような気もする。マイクロソフトのAZUREの追い上げもきついのだろうか。フォーチュン500の95%がAZUREを使っていると聞くと、Windowsの環境が多いのだろう。Windowsのクラウドサーバーの貸し出しなら、マイクロソフトが圧倒的に有利だ。今後の行方は、どうなることだろうか。不景気の株高といわれるが、日本ではアパート建設の過熱で、東京郊外でも家賃の下落が始まったようだ。
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