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2019年11月 2日 (土)

信用がおけない国は相手にされない。

Chosendorei 日本との約束を守らないことから、日韓関係が悪化した。韓国の慣習は、規則は相手が守るものだという考えだ。韓国に約束を守らせるには、破ると高くつくという事を、身をもって教え込むしかない。一方、中国の大手旅行会社「北京中国国際旅行社」のホームページには、海外旅行の目的地に「韓国」と入力する。しかし、クリックしても、検索結果が何も表示されないという。要するに、韓国に行くツアーが一つもないということだ。中国最大の携帯電話旅行アプリ「Ctrip」にも、海外旅行の目的地項目に韓国の都市がない。日本の都市は26カ所紹介されている。旅行業界関係者は「中国の大手旅行会社各社は韓国ツアーのインターネット広告・集客を禁止されている。個人的に韓国に自由旅行で行くのはともかく、団体観光では当局が統制する『限韓令』が続いている」と言う。これは、中国がTHAADを理由に、安保・経済・観光報復を解除せず、韓国産業の息の根止めるというお仕置きだ。支那と朝鮮の有史以来の冊封体制での懲罰なのだろうか。元はといえば、中国が終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に反発して、韓国に報復措置を取った。それに屈して、2017年10月31日に「米国のミサイル防衛(MD)システム参加」「終末高高度防衛ミサイル(THAAD)追加配備」「韓米日軍事同盟」をしないという「三不」見解を表明した。その代わり、両国は「あらゆる分野の交流協力を正常な発展軌道に速やかに戻す」ことで合意した。この合意に伴い、韓国のTHAAD問題は「封印」され、交流協力が正常化されるだろうと期待した。しかし、その思いは甘く、2年経った今も安保・経済・観光分野などで中国のお仕置きは続く。例えば、2016年のTHAAD配備以降、韓国の芸能人の中国内における商業公演は中止されている。要するに、公演ビザ自体が下りないのだ。小規模なサイン会も行われない。韓国政府関係者は、ほとんどの分野では韓中関係が大幅に改善されたと言っているが、現場の実態は全く違うようだ。韓国人を対象とした報復はむしろ執拗になってきている。米ロチェスター大学イーストマン音楽学校のイーストマン・フィルハーモニー管弦楽団が中国で巡回公演をしようとしたところ、韓国人団員3人の公演ビザ発給のみ拒否したという問題も起きた。THAAD報復が、韓国人が所属している海外の団体にまで拡大された。韓国の主権まで放棄するという約束をしても、2年経った今もTHAAD報復はまだ進行中だ。中国はTHAAD報復という大儀名分を利用して、中国企業と競い合っている韓国産業界の成長を制限しようとしている。昨年10月31日の中国との合意を通じて、THAAD追加砲台配備も放棄した。今度は、逆に米国側から在韓米軍を保護する考えがあるのかと疑われることになった。コウモリ外交の成れの果てを見るようだ。力もない小国が大国の間を渡り歩くなど、できるはずがない。さたに、今度は優しかった最後の砦だった日本までも怒らした。信用がおけない国は、誰からも相手にされないことは自明だ。これまで、日本は韓国の多少のことは大目に見てきた。もう堪忍袋の緒が切れたというか、支那を見習って韓国に躾を教えなければならない時期なのだろう。

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