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2019年11月14日 (木)

二世議員は真剣に審議すべきだ

6d4k76wi_400x400 昨日、高校生たちが行った調査で大学入学共通テストが、採点者によって点数がばらつくことが報道されていた。このテスト問題は、来年度から導入される国語の述式問題についてだ。調査は、今年行われたプレテストの問題に対し、想定される解答を採点基準に基づいて採点する形式で行われた。その結果、採点基準に基づいて採点しても結果が違うという。調査を行った高校生たちは、「自己採点や志望校選択が難しくなる」などとして、来年度からの大学入学共通テストで国語の記述式問題の導入に反対している。当然な要求だろう。この問題は、文科省の天下り先を増やすために行われた大学入試の改悪だ。文科省の役人は、真摯に反省して頂きたい。記述式の問題をめぐっては、自己採点の難しさは以前から言われていた。採点業務を委託された民間企業がアルバイトも使う予定だという。これでは、採点が適切に行われるのかなどの懸念があるのは当然だ。政治家は、なぜこのような問題に口をはさむのだろうか。そもそも、私立大卒で受験経験もない政治家が多いせいだろうか。森元首相も「俺は大学入試も、就職試験も名前しか書いていない」と自慢していた。安倍首相も同様だろう。昭恵夫人も聖心女子大学のような、厳格なカトリック系でなければ、進学は可能だっただろう。はっきり言って、昔から私立大学では、縁故入試や推薦入学は当たり前だった。著名人の子息は、大学側も競って入学させた。基準が問われたのは、江川事件の時くらいだろう。愚生が若かったころも、某私大では一次は筆記試験、二次は面接だった。しかし、寄付金の申込用紙も同時にあった。進学率が上がったせいで、人生に大学入試が占める割合は減った。「どうでもよい」というくらいに近い。ただ、共通テストは国立大学の入試で使われる。私大との授業料の差が大きいから、もっと二世議員は真剣に審議すべきだ。記述試験は各大学に任せて、マークシート方式で、なぜ問題なのだろうか。やはり、文科省や政治家の利権がこの問題を起こしているとしか思えない。

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