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2019年11月13日 (水)

老人ホームに親の面会を断わる権限はない

Bcec1bef663b8a5524c3c1f181ce4ebf86a83bbc 愚生がS市にある有料老人ホームで、母親への面会を断られた。契約者の兄や施設に、親の面会を断わる権限などない。基本的人権を考えれば、そんな権限があるはずはないと思った。施設の職員には、そんな馬鹿なことがあるか。弁護士に確認しろとか、施設内規律書類の何に該当するのか説明を求めたが警察に通報するしまつだ。田舎の警察官は、接見禁止命令も出てないのに面会を止めることはできないことを知らないようだ。つける薬はないとは言わないが、あきれるばかりだ。少し常識があれば、実子が親に会いに来たことを国家的公権で止めることは、基本的人権を侵していることは明らかだ。警察がバカな方向に一人あるきすると、犯罪組織と何ら変わらないのではと思ってしまう。担当警察官というより、組織内教育が徹底されていないのが原因だろう。そういう観点でネット探索すれば、「いま、後見人が親子の面会を禁止する驚愕のトラブルが続発中」という連載があった。認知症の父母に、裁判所がつけた後見人がいる。本来は、中立な第三者であるはずの彼らに、弁護士や行政書士が、トラブルを抱えた子どもたちの一方に加担し、揉めている相手の兄弟姉妹が親に会うことを禁止する。そして、老人ホームなどに入居している高齢者家族から、そんな驚くべき越権行為に憤慨する声が続々とあがっているという。今回の愚生に場合も同様のケースだと思った。愚生の場合は、兄が後見人ではないからもっとひどい話だ。成年後見制度を巡っての問題は「成年後見人が老人ホームに指示をして、子どもを認知症高齢者に会わせないようにしている」ケースだ。成年後見制度に詳しい宮内康二氏(一般社団法人「後見の杜」代表)によると、「後見人と施設に阻まれて、親の死に目に会えなかった人もいる」という被害があるというから、問題は深刻だ。よくあるのは、老人ホームを訪れて、受付で「母に会いたい」と伝える。ところが施設側は、「補助人の弁護士さんから、『長男が来ても会わせるな』と言われています」と面会を拒否する。長男が諦めずその場で粘ったところ、施設側が警察を呼び、言葉通り「警察沙汰」の大騒動になってしまったという。愚生の場合は、弁護士などからの依頼でなく施設に拒否された。遺産相続問題では、今回のように「自分以外の兄弟姉妹を親と会わせないように手を回す」といった暴挙に出るケースがあるという。ただ、愚生の場合は遺産相続などとは縁がない。本当に母が愚生に会いたくないなら、今後訪問する気はない。ただ、兄の好き勝手で母が不自由していないかとの老婆心だった。そして、音信がなかったせいだ。母は、少し機嫌が悪いと、世話になったことなど忘れて愚生を口汚く罵る。そういう母を知っているので、訪問をしないことに躊躇はしない。法律や条例などはないから、施設側は「身元保証人の許可がないと面会させられない」とか「補助人が『母親と長男を会わせるな』と話している」といった理由をあげて、本来は中立の第三者であるべきにもかかわらず、実の親子の面会を妨害し続ける。この例に出てくる老人ホームを管轄する市役所は、「面談条件について定めた法律や条例はない。会わせないのは施設側独自の判断だろう」と言い、「実の子どもと母親を会わせないのは補助人の権限を越えている。施設側とよく話し合ってほしい」と助言したという。要するに、施設側に権限がないとのことだ。施設に限らず、後見人(保佐人、補助人も同様)に、実の子と母親の面会を制限する権限などはない。「本人が会いたくないと言っている」と説明するのもよくあるが、または「本人は関係ない、後見人の指示だ」などと認知症を理由に、本人の意思を軽視し基本的人権を侵す。さらに、「本人が嫌がっている」と本人の意思を引き合いに出すなど、有象無象の法律違反を施設は犯す。元々、施設契約者や後見人は「絶対的な権力者」ではない。本来、認知症高齢者本人の生活を安定・充実させることが仕事であるはずの、後見人や高齢者施設であるべきだ。それが公平中立であるはずの立場を見失い、家族トラブルの一方に加担してしまう事の方が問題だ。「施設としては、直接入居の段取りをした子どもを『顧客』と見なして、その要望に応えざるを得ないのでは」というが、それでは「おカネを出して人に頼めば、親子の面会を妨害できる」ということになってしまう。問題なのは、裁判所が選んだ専門家たる弁護士や司法書士、高齢者福祉のプロであるはずの施設運営者の中にも、「後見人の判断」という看板さえあれば、法的な根拠もなく親子の面会さえ制限できると誤解していることだ。

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