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2019年12月 1日 (日)

夏の甲子園自体はドーム球場で試合

201903270000113w500_24 日本高校野球連盟の有識者会議は、投手1人あたりの総投球数を1週間に計500球までとする答申をまとめた。しかし、愚生はこれでは球数が多過ぎると思う。MLBは、中四日で投げて、一回に100球までだ。それを指標にすれば、18歳以下の子供だから、1週間に200球ぐらいだろう。萩生田光一文科相は、夏の甲子園の大会日程の過密さや投手の投球数制限などについて問われ、「もはや甲子園での夏の大会は無理だと思う」などと述べた。愚生も当にその通りだと思う。高野連の商業主義で、高校生の健康が損なわれることは見るに忍びない。IOC(国際オリンピック委員会)のアスリートファースト(選手第一)の観点から言えば、もはや甲子園での夏の大会は無謀としか言いようがない。酷暑での開催が懸念された東京五輪のマラソンと競歩の会場を札幌市に移したことからも、炎天下で野球をする意味があるのかと問いたい。確かに、腕がちぎれてもこのマウンドで最後までがんばりたいと思う選手もいるかもしれないが、将来を考えれば大人が制止することは当然だ。そもそも、高校野球は教育の一環として行われていることを忘れている。今秋のプロ野球ドラフト会議でロッテなど4球団から1位指名された岩手・大船渡高の佐々木朗希投手は、今夏の岩手大会決勝で登板せず、チームが敗退した。これは、正しい判断だと思う。将来のある投手を、健康管理を損ない怪我をさせたならいったい誰が責任を取るのだろうか。責任の所在は、監督なのか、学校、それとも高野連なのかはっきりさせてもらいたい。熱中症が問題にされる真夏に、野球をすることが良いことなのだろうか。青少年の教育として問題がないのだろうか。愚生は猛暑の中の試合や投手の投げ過ぎは問題だと思う。それなら、夏の甲子園自体を中止にするか、ドーム球場で試合をすべきだ。馬鹿な指導者は、選手ファーストは選手がやりたいことをやれる場面を作ることだと、そもそもの本来の主旨をはき違えて理解している。今は、昔と比べて気温が5~10度も高い。球数は個々の体力に基づいて現場が決めることだなどと、無責任な指導者は球界から排除すべきだ。指導者は、健康管理の専門家というよりは、必勝請負人だ。指導者は、勝つことが最優先される。それは高校の宣伝にもなるからだ。商業主義で、大人が子供を食い物にしている姿は嘆かわしい。

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