死が近い母にこれ以上不快なことは言わない
昨日、長野にある介護施設へ母を慰問に行った。前回は、兄の意地悪い工作で、すいぶん無駄な時間を費やした。今回はS警察署や介護施設からは、謝罪と迷惑はかけないという話だったため、母との面会はスムーズだった。一応、施設の理事と思われる人にもあったので、書面で通告した内容が確認できた。愚生の不満はわかるが、施設から言わせれば迷惑千万なことだ。兄弟げんかで、施設を巻き込むなと言いたいだろう。もっともな話だとおもう。兄は昔から天邪鬼だったせいで、他人とは上手く付き合えなかった。そして、親父には、よくしかられていた。親父を怒らすような言動をしたからだろう。愚生から見ると、本人はそれほど悪いという意識がないことが一層辛い目に合わせていた。そして、母が盲愛したことも一因だ。感性の違いといえば、それまでだが、何か他人に配慮するフィルターが一枚欠けている気がした。母も似たところがあるが、愚生の目には兄ほど極端ではない。ただ、自分本位という言い方でくくれば同じだ。母には、いったい私と母が会うと何か兄に問題があるのかと単刀直入に聞いたが、よくわからないという。財産問題などはないから、愚生が母に出したハガキなどを勝手に処分したことなのかと思った。事実、母は兄から郵便局には口裏を合わせるように頼まれたという。そんなことで、警察まで使って私の母との面会を阻止したかったのだろうか。兄は施設には、弁護士にも言ったとかと言って、嘘を重ねたようだ。事が起きた時には、自分が責任を取ると言いながら、施設のせいにして逃げた。嘘の辻褄合わせのために嘘をつく。そして、嘘がばれないようにするために警察を使う。しかし、警察とは国家的な公権だ。税金で運営される政府の組織だ。そんなものに動員をかければ、嘘をついたでは済まない。問題は施設や警察にもある。少し状況を考えれば、国家的な公権を犯罪者でもない愚生に行使することもが間違いなのは明らかだ。施設にしても、警察にしても客観的な正しい視点を欠いている。いずれは、間違いが正され謝罪をすることになる。そして、最後は嘘を刷り込んだ輩へ、激しい怒りが沸く。愚生が監督官庁経由で、書面にして相手の非を質したことで、そうなったようだ。母が愚生に、兄は何も悪いことをしていないのに、なぜ愚生のことを恐れるのかと訝しがっていた。母の兄への愛は昔から尋常でなかったから、言ってもしょうがないと諦めた。兄の批判をしたところで、母は聞く耳は持たないだろう。そして、死が近い母にこれ以上不快なことは言わないようにと思った。言ったところで誰も喜ばない。母の兄に対する異常なまでの愛には敬服する。そう思いながら、多少の疲れを感じて東京への帰路についた。
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