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2019年12月18日 (水)

粗利益がよく、差別化で高く売れる製品

8001pb111 富士フイルムホールディングスは、日立製作所の画像診断機器事業を買収する。買収額は1700億円台に達する見通し。東芝メディカルシステムズの時は、キャノンとの6000億円規模の争奪戦に敗れた。今回買収するのは、日立の子会社だった旧日立メディコの磁気共鳴画像装置(MRI)とコンピューター断層撮影装置(CT)、さらにその子会社が強みを持っていた超音波診断装置を中心とした画像診断機器事業だ。規模の拡大で、独シーメンスなど海外大手3社を追い上げる。東芝に続き総合電機の日立が医療部門を売却した。各社生き残りをかけて、事業再編が加速しているのだろう。調査会社の英エバリュエートによると、画像診断機器市場はシーメンス、米ゼネラル・エレクトリック(GE)、オランダのフィリップスの「ビッグ3」がそれぞれ世界シェアの2割強ずつ握り、合計65%を占めている。同市場の規模は2018年に前年比5%増の417億ドル(約45700億円)で、先進国では頭打ちだが新興国などを中心に増加傾向にあるという。日本では、総合電機企業が選択と集中で医療器部門を売却している。一方、複写機やカメラ・写真に強みを持っているキヤノン・富士フィルム・コニカミノルタが生き残りをかけて買収している構図だ。はっきり言って、この先複写機やプリンタは先細りだ。カメラとて、デジタル化で老舗のニコンやキヤノンは、ソニーに追い上げられ、越されているかもしれない。半導体撮像素子の断トツのソニーに対抗するのは容易ではない。忘れていたが複写機やプ゚リンタは、もう一社リコーも加わっての生き残りの戦いだ。今後伸びが期待できる医療機器は、夕日を拝みながらの市場で商売をする複写機メーカーには魅力なのだろう。キヤノンのシェアは9.5%と、ビッグ3に続く世界4位。今回の買収で富士フイルムは順位こそ5位のままだがシェアは8.4%となった。医療機器は、信頼と実績が物を言うから、新規参入は容易でない。企業買収が手っ取り早い参入方法なのだろう。愚生もサラリーマン時代は、営業の説明がなくても容易に売れる装置の開発を目指した。そして、粗利益がよく、差別化で高く売れる製品だ。コンピューター機器の周辺装置では、過去のアプリケーションとの互換性が最も重要だ。そのために、装置内のソフトウェア(ファームウェア)は、ゴミ溜めになるくらい複雑になった。今日は愚生の誕生日だが、未だにF社ではその機種が高値で販売されている。古い仕様を理解する人がいなくなったのだろうか。銀行の基幹システムも同様で、過去から延々と現在に引き継がれている。あたかも、人の記憶と同様に何が正しいかわらないため、過去を捨て去り切れないようだ。狂乱土地バブル後の1990年代半ばに開発していたが、それから四半世紀後に未だこのシリーズが販売されているとは思わなかった。

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