売却したカメラやレンズには申し訳ない。
最近、愚生はヤフオクやメルカリに嵌っている。別に裕福なわけではないが、金に困っているわけでもない。現役時代は、それなりの給料を頂いていたので小物の安物買いに時間を費やすことはなかった。今は、自分の暇に任せて、売り買いしているのが楽しいのだろう。アマゾン・ドットコムやヨドバシ・ドットコムなどで、少しでも安い物を買うと得をした気がする。以前のブログで、愚生が高校時代に写真部だったことでカメラ好きだと書いた。写真部だから写真が上手というわけではない。ただ、カメラが好きなので買うというか、持っているのに喜びを感じるようだ。ここ十年で、何台も何本もカメラボディや交換レンズを売買した。そして、実際の旅行に携帯するのは軽い機種しかないのも再認識した。ただ、中途半端なコンデジではスマホに負ける。そのため、愚生の持ち物は、安い一眼レフが買えるくらいの代物だ。そして、カメラの機能重視を考えるため、型落ちした機種を購入している。カメラは、レンズと撮像素子が要だ。どんなカメラでも、レンズから見える被写体より綺麗には映らない。そして、それを正確に記録するためには大きな撮像素子が良いのに決まっている。コンデジが売れなくなった最大の理由は、iPhoneのカメラ機能が劇的によくなったからだ。iPhone6の内蔵カメラに使われている撮像素子(CMOSセンサー)はソニー製で800万画素。面積は6.1mm×4.8mm(29.3mm2)で、これは一般的なコンパクトデジカメに使われている1/2.3型CMOS(6.2×4.7mm=29.14mm2)とほぼ同じだ。ソニーの1/2.3インチ型CMOSは総画素数約2110万画素で、世界中のデジカメにソニーからOEM供給されている。ソニーが作る同じ面積のCMOSなのに、iPhone用は800万画素、一方、iPhone以外のOEM用は2000万画素以上だ。これは、小さな面積のセンサーに高画素を詰め込めば、きれいな写真が撮れないことをアップルが知っているからだ。そして、ソニーに800万画素の独自な撮像素子を作らせた。iPhoneの製造数はデジカメの比ではない。OEM先としてiPhoneほど有望な顧客はいない。そのため、ソニーは800万画素CMOSをiPhone専用として、他社には提供しないという契約も結ばされている。一般的に、高画素数できれいに撮るには、撮像素子が大きくなければスマホより綺麗には撮れない。プロ用でなければ、一番大きいのは「35ミリフルサイズ」だろう。そして、少し小さい「APS-C型」、そして「4/3インチ型」、「1インチ型」と小さくなる。それでも、まだまだ、「1/2.3インチ型」よりは大きい。旅行に携帯するには、軽くて撮像素子の大きなものが搭載されているデジカメが最適だ。その結果、サイバーショットやリコーGRが手元に残った。能書きばかり言って、写真も撮らずに売却した多くのカメラやレンズには申し訳ない。
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