5Gの拡大でクラウドサービスが続伸
昨日のアップルに続いて、今日はマイクロソフトの2020年度第2四半期(10月-12月)の決算が発表された。マイクロソフトの売上高は、クラウドベースのシステムに移行しようとしている企業顧客からの需要に支えられ、アナリストの予測の10億ドルを上回った。収益は14%増加して369億ドルとなり、ソフトウェアメーカーとして、10四半期連続で2桁の売上成長を記録した。アナリスト予測の平均は、売り上げ357億ドル。しかし、それを上回る売上369億600万ドル(↑13.7%)、純利益116億4900万ドル(↑38.3%)を記録した。1株利益1ドル51セントとアナリスト予想の1.32ドルを上回った。CEOのナダルは、Azure製品とサービスで、マーケットリーダーであるアマゾンドットコムのAWSを追い上げるという。マイクロソフトの最近の大型契約には、ペンタゴンとの契約が含まれる。ペンタゴンへのクラウド導入実績に続いて、会計大手のKPMG LLPとのクラウド契約を結んだ。また、マイクロソフトはOffice 365からの収入も多い。最近のAzureの収益は62%増。Office 365の企業向け売上は27%増加。ビジネスの規模が拡大するにつれて、Azureの収益性が向上する。その結果、マイクロソフト株は決算報告後に172.25ドルまで上昇した。Azure、Office 365、およびその他のビジネスクラウドプログラムを組み合わせた商用クラウドの収益は、39%増加して125億ドル。Azureの第2四半期の収益成長率62%と、第1四半期の59%の増加から加速した。愚生は、アマゾンの収益はAWSクラウドサービスから創出されているため、かなり利益率が高いのだろうと思っていた。そうならば、いずれマイクロソフトの収益も大きく伸びると踏んでいた。期待通り今回の決算では、売上(↑13.7%増)、純利益(↑38.3%増)、Azure(↑62%)、Office365(↑27%)と大きく伸びた。5Gによる情報量の拡大は、自ずとクラウドサービスが拡大を促進する。そう考えると、まだまだマイクロソフト株には上昇を期待したい。
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