資産の透明化で自分の立場が分かる
最近、愚生の住む東京郊外西あたりの売地が成約していない。日ごとに、価格が下がって行くような気がする。また、隣接する相模原市内の建売住宅も、売れずに値下げのチラシが入っている。金利が安いからと、無理をして金を借りて住宅を買わなくなったようだ。誰の目にも、不動産バブルのピークが過ぎたとのだろう。そして、バブル崩壊を待ち構えているのだろうか。1990年代の土地バブル以降、30年近くに渡って地方の住宅地は下がり続けている。都心部は、アベノミクスの金融緩和で溢れた金が不動産に流入して価格を押し上げた。住宅ローンの金利は、愚生の経験では最安値に近い変動金利年0.399%、固定フラット年0.86%となっている。そして、当分マイナス金利の解消もないから、上昇はしないだろう。これだけの条件であっても少子高齢化で実需が少ない。可処分所得が年々減っている現状では、金利がいくら安くとも元金を支払うことができないのだろう。また、賃貸アパート建設のラッシュで、家賃も下がっていることが住宅建設の需要を抑えているのかもしれない。新築マンション価格も上限に近いせいで、売りだしを躊躇している業者もいる。愚生の実感だが、不動産は買うのは簡単だが売るのは大変だ。そのため、愚生が買うときはこれまでも大幅値引きを売り主に要求してきた。売り主側も半年、一年と売れないと売り焦る。次にいつ買い手がつくか分からない不安から、安くても了承する。特に、地価がピークを過ぎると、一斉に売り物件が増える。株と同じで、上がる時は売り手が少なく。下がる時は、売り手が多くなるからだ。土地価格も売り出し価格と取引価格の乖離は大きいようだ。上物がある中古住宅など、築年数や修理歴で更に評価が分かれるようだ。愚生は自分の経験から学んだことは、自宅で使用する以外には不動産など持たないことだ。そして、資産として考えないことだ。自宅を売り払う時はよっぽどのことだろうから、売れない物は資産に参入しない。そして、資産は金融資産や金などの市場が形成されて換金性の良いものにする。こうすれば、資産が透明化して自分の立場が分かる。愚生の近所では、長生きし過ぎたため、資金が枯渇して土地や不動産を売りに出る人が多い。その場合、自分の必要な金額が売値になるため成約することがない。気の毒なのは、本人が昔の高い値段しか覚えていないことだ。
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