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2020年1月 8日 (水)

熟柿の落ちるのを待つ心境

P1150926_480x319_2 アリババの海外向けに「アリエクスプレス」というECサイトがある。アリエクスプレスは、日本でいうAmazonや楽天、ヤフーショップのようなサイトだ。中国のアリババが運営しているショッピングモールで、値段が安く簡単に個人輸入できる。このサイトは、日本でAmazonや楽天、メルカリ、ヤフオクなどで転売している人には前から有名だが、一般人はあまり知らないようだ。アリエクスプレスで、どんな商品が販売されているかといえば、ファッション、家電、インテリア、生活用品、ベビーグッズ、自動車用品、スマホやタブレットの本体も、Amazonや楽天と同じように様々なカテゴリーの商品がそろっている。商品数はなんと1億点以上もある。ほとんどが中国製で日本製はない。問題はないかといえば、中国からネットを使って購入するため少し不安だ。中国から個人輸入することになるから、入金したのに商品を発送しない。また、詐欺のような被害にあう心配もある。アリエクスプレスの決済には、アリババのアリペイというシステムが使われている。入金したお金は販売店には入金されず、一旦アリババに預けられる。日本のメルカリと同じように購入者の受取評価がないと販売店は入金されないシステムだ。届いた商品が違う、破損している、商品の到着が遅い場合もアリエクスプレスに申告すれば販売店に入金されず購入者へ返金などの対応もしてくれる。アリエクスプレスでは、販売店はきちんと対応しないと代金を受け取れない仕組みにはなっている。ヤフーの「かんたん決済」と思えばよい。そう思って、アリエクスプレスを何回か使用したが、今まで商品が届いたのは一度だけだ。日本の商習慣に慣れてしまっているせいか、注文してから商品発送までがやたらに長い。そして、注文から商品が届くのは2~3週間もかかる。商品の発送が遅い場合はキャンセルが可能なため、何度かしびれを切らしてバイヤー側のキャンセルをした。一方、腰を落ち着けて3週間も待っても商品が届かないため、追跡して調べるとセラー(seller)側からのキャンセルだった。そして、確認のメッセージを出すが、相手からは一向に返事はない。クレジットカードの請求はくるが、キャンセル処理はいつしてくれるのだろうかと気になる。アマゾンジャパンのように、電話して日本語でクレームをつけることもできない。ネットにはアリエクスプレスの使用心得として、クレジットカードを専用にして使用額の上限を少額にすべしとあった。その指針に沿っていたので不安は少ない。しかし、日本の商習慣に慣れた愚生は、もう二度とアリエクスプレスを使おうとは思わない。熟柿の落ちるのを待つ心境には到底付き合いきれないからだ。そう考えると、日本で中国のECが早期に普及するとは思えない。アリババ株を朝令暮改で損切りしたことは良かったと思う。

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