思案橋ブルースという雰囲気になる。
中国で感染が拡大する新型コロナウイルスへの懸念で、27日の米国株式市場は大幅下落した。ダウ平均は一時500ドル以上下げた。たた、証券アナリストの中には、何らかの調整が入って然るべき時期はとうに過ぎていたという。要するに、相場はかなりの長期間にわたり一本調子で株が上げていたから、そろそろ調整が入るべきだったという意見だ。新型コロナウイルスによる感染拡大は、売りを出す単なる口実だったという。愚生もその意見を支持したい。中国の新コロナウイルスが、世界的な経済成長率や企業決算などに大きく影響が及ぶとは考えにくい。ただ、感染拡大が抑止できていないことで、証券市場が恐れている。その結果、株式相場がリスクオフの状態になっている。怪しい時は、投資家は順張りならば、まずは売りを出す。株価下落は新型コロナウイルスの拡大に対する一般的な反応だろう。しかし、中期的には買いの好機であることが後に証明されるかもしれない。例えば、SARSが発生した2002年11月半ば─2003年3月半ばには、S&P500は底を打つまでに12%下落した。しかしその後切り返し、同年を19%高で終えている。今回の下げが、いつまで続くのかはしれないが買い場があるような気がする。愚生も昨日から株を買おうかと思ったかが、底がどのくらい深いのか見当がつかない。高値から10%くらいの押しで買いを入れてよいのだろうか思案する。また、明日はアマゾン、明後日はマイクロソフトの決算日だ。決算内容で、株価は大きく動く可能性もあるから思案橋ブルースという雰囲気になる。
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