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2020年2月 9日 (日)

反対運動も度が過ぎると障害となる

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羽田空港へアクセス線に「東山手ルート」(羽田空港~田町・東京)、「西山手ルート」(羽田空港~大井町・大崎)、「臨海部ルート」(羽田空港~東京テレポート・新木場)の3路線が計画されているそうだ。将来は、ずいぶん便利になるのだろう。しかし、愚生が達者な内には間に合いそうもない。
この3線というのが、以下のルートだ。
◇宇都宮線・高崎線・常磐線=(上野東京ライン・東山手ルート)
◇埼京線・湘南新宿ライン=新宿=(西山手ルート)◇京葉・りんかい線=(東京ディズニーランド)
この中で、羽田空港アクセス線の主力路線は、どうも東山手ルートのようだ。乗り入れ先は宇都宮・高崎・常磐線だ。いずれもグリーン車を連結した最長15両編成が走るため効率が良い。西山手ルートは10両しかできないので、湘南新宿ラインよりは埼京線の延長の方が現実的だ。ただ、新宿・渋谷を通るため15両編成の湘南新宿ラインも考えられるという。現在、湘南新宿ラインは大船まで走っているが、羽田に向かわせた方が利便性は高い。なぜなら、新宿から湘南(藤沢)に行くには小田急線もある。試算によれば、新宿~羽田間は23分で直結するそうだ。どういうルートになるか知らないが、便利になることだけは確かだ。そう考えると、成田空港はいっそう裏空港扱いになる。反対運動も度が過ぎると、地域発展の障害となり惨めな形で跳ね返る。栃木県庁が明治時代に栃木から宇都宮に移ったのも栃木が鉄道建設に反対したからだと言われる。その結果、宇都宮線は小山・宇都宮・西那須野ルートになってしまった。反対がなければ今頃、東北新幹線は栃木市・宇都宮市・大田原市ルートで建設されていただろう。

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