朴槿恵や文在寅は朝鮮史を学ぶべきだ。
2月4日中国外交部報道官は、定例記者会見で新型コロナウイルス感染症に対する質疑応答中、「日本に支持と理解に感謝し、心に刻みたい」と話した。香港紙の表現を借りれば「長年の宿敵に対する珍しい発言」だった。これは「たくさんの日本人が、駐日中国大使館SNSに残した応援コメントをどう思うか」という質問に対する答えだった。報道官は前もって準備でもしていたかのように「日本はごく初期に我々を助けるために何でもすると明らかにした」とし、マスクや保護服など日本が送った救護品を一つひとつ挙げた。そのわずか6時間前には、駐韓中国大使が韓国の湖北省発旅行客入国制限措置に対して「評価しない」と叱責した。しかし、日本も韓国と同じ水準の入国制限をしているのに、韓国だけが非難された。成均館大学成均中国研究所の報告書によると、韓国企業が中国に送った寄付と救援物資は、約14億579万円だ。これは、金額ベースで日本の支援額より多いという。これについて、韓国内では「中国が一帯一路構想などで、進展がないという不満があるからだ。」と分析しているようだ。また、韓国内の「中国人、入国禁止請願」などが中国のSNSを通じて中国人の反韓感情も高めていることも原因だ。要するに、韓国は中国に援助したのに、中国は日本にしかお礼を言わないと怒っている。しかし、韓国はお礼が欲しいから、物資を中国に送ったのではないのだろう。これまで多くの支援をしてきた日本に、朝鮮人が礼をいったことがあるだろうか。「天に唾する」とはよく言ったものだ。そもそも韓国人は、古代朝鮮の成り立ちを知っているのだろうか。紀元前1046年に周が殷を滅ぼしたあと、箕子が殷の遺民を率いて、中国から朝鮮半島へ移住して独立国(箕氏朝鮮)を建てた。中国人研究者は、箕子朝鮮は実存の国家であると考える。しかし、韓国人研究者は、自分たちの先祖が中国からの移民であることを認めない。ただ、韓国人の先祖は厳密には、朝鮮半島北部に箕子朝鮮の存在とは関係なく半島南部の地域にいた人が先祖だ。朝鮮半島には現在、北朝鮮と韓国という2つの国家がある。歴史的に見ると朝鮮半島は、元々は多くの種族が存在していた。秦の始皇帝が前221年に中華を統一するまで、燕という小国があった。燕の領域は、おおよそ現在の北京の辺りから遼東半島までだ。「三国志」で有名な張飛は燕の出身なので燕人と名乗る。劉備もまた燕人だといわれる。「漢書」によると、燕は戦国時代に朝鮮半島まで版図を伸ばした。前206年に漢の高祖(劉邦)が前195年に没すると、燕王盧綰(ろわん)は、劉邦の妻、呂氏の粛清を恐れて匈奴に亡命した。その後、衛という姓氏を名乗り、衛氏朝鮮を建てた。これが朝鮮半島で最初に作られた国家だ。衛氏朝鮮の都は現在の平壌だ。半島北部には、秦の混乱期に中華北東部から1万人もの人々が戦火を避けて移住した。そう考えれば、朝鮮半島最初の国家の一般住民は、元々半島に居た人と中国からの移住者の混在だ。つまり、支配者は衛満や彼に従って乗り込んできた中国人だった。中国の史書では、朝鮮半島の原住民に全く触れられていない。ただ、1万人もの移住者が中国から来たとすれば、ほとんど原住民はその移住者に吸収されただろう。さもなければ、粛清されて消えてしまったかもしれない。そう考えると、朝鮮半島は歴史的に見ると中国の一部という方が正しい。習近平が、朝鮮は中国の一部だとトランプに言ったことは納得できる。いずれにしても、朝鮮半島は中国人が支配すると考えている。現在、半島南部にある大韓民国という国家は、3世紀前半頃は、馬韓・辰韓・弁韓に分かれていた。衛氏朝鮮はその後、前漢の武帝に滅ぼされた。その結果、前漢は朝鮮半島北部に楽浪群を設置し、北部を自らの領土とした。その後、大楽浪郡とされた朝鮮半島は、居住した種族はともかく、君臨したのは中国人だった。倭人(日本列島人)も、朝鮮半島南部にも住んでいたと漢書の二十四史の一つ「三国志」に記されている。そう考えれば、中国は今の北朝鮮は元来中国の一部なのだから、韓国の言う朝鮮半島統一など認めるはずはない。お馬鹿な朴槿恵や文在寅は、正しい朝鮮の歴史を学ぶべきだ。ところで、中国へ送った支援物資といっても、中国国内にいる韓国人向けが最優先だ。そして、マスク不足に悩む中国へマスクを送ろうとした中国人を捕まえて没収した。そういう韓国の仕打ちに、中国人が感謝するはずはなかろう。
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