« 一番危機に疎いのは安倍首相自身 | トップページ | 背に腹は代えられぬ »

2020年2月25日 (火)

利回りを追求することは愚かなこと

E06ae66655fe82bd3c0a7c947918ed9e
昨日は、米国株の主要3指数全てが大幅に下がった。中国リスクを抱える半導体メーカーが大きく下げ、下落率は一時10%を超えた。一方、防護服メーカーは25%高と急伸した。ダウ工業株30種平均は1031.61ドル(3.6%)下げて27960.80ドル。ナスダック総合指数は3.7%下落。アナリストは、武漢ウイルスへの懸念から、世界の経済成長が大きく影響を受ける可能性が高いと指摘する。何時ものことだが、下がると何か理由付けをする。愚生は、下がったのは事実だから、株は下げたかったのだろう。理由などない。高いから下げたのだと思う。確かに、武漢ウイルスが事業や世界のサプライチェーンに大きく影響を与えることは事実だ。また、日本などインバウンドで潤った国は深刻な問題だろう。しかし、それが米国経済にどの程度影響を与えるかと言えば、軽微ではないだろうか。武漢ウイルスは、市場が抱えるマクロ経済リスクとしては過去数年で最も不確実性が強いことは事実だ。これまで、このような感染力の強いウイルスが蔓延したことはなかった。経済の停滞を見越して、ニューヨーク原油先物相場は続落した。一方、金は1オンス=1700ドルに接近した。愚生も6年前くらいだったろうか、金の上昇に合わせてSPDRに投資したことを覚えている。1700ドル台は、あの当時以降では初めてだ。ところで、著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、低金利環境に乗じてリスクを一段と取ろうとする企業を批判する。バフェット氏は「人々が利回りを追求することに疑問はない。それは愚かなことであり、時間がたてばその影響も出てくる。しかし非常に人間らしいことでもある」と述べたという。曖昧な表現で、どういう意味か分からなかった。しかし、本意は投資で得られる利回り以上に高いリターンをうたう商品などに警告を与えたことだ。即ち、生命保険会が販売する利回り追求商品は、レバレッジド・ローンで運用するためリスクを大きく伴う。レバレッジド・ローンとは、BB格以下の企業向けの投資だ。信用リスクが高く、その分、金利が高めの融資のことだ。 格付けはハイイールド債に近いが、担保があり債務返済順位が高いことが違う。そうは言っても、レバレッジドとは、「借入によって資金調達をしている」という意味だから、企業向け貸出債権を銀行のバランスシートから投資家へ移す。つまり、投資家に売却をするわけだから、当然リスクも投資家が抱えることになる。話を戻すが、昨日のニューヨーク市場の大きな下げで、愚生もずいぶんと含み益が減ってしまった。投資用にと武蔵小杉のタワマンを調べれば、相変わらず多く売却物件がある。やはり、価格がピークを打った後は、売り主がそれを(負けを)認める時間が必要なのだろう。もう数年も経てば、前回の1990年代と同様な暴落が起きるような気がする。当時もバブル期に無理をして購入した層は、最後の退職金を充当するまで住宅ローンが消えなかった。今回も、同じことが繰り返されているようだ。しかし、少子高齢化やアパートローンの崩壊も含めばインパクトは更に大きい気がする。

|

« 一番危機に疎いのは安倍首相自身 | トップページ | 背に腹は代えられぬ »

株・為替」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 一番危機に疎いのは安倍首相自身 | トップページ | 背に腹は代えられぬ »