買い手不在では取引が成立しない。
今朝のニュースは、FRBが新型コロナウイルスの感染拡大封じ込めに、政策金利をゼロ付近に引き下げたことを報道した。そして、債券買い入れを再開するとした。確かに、世界経済の委縮で景気の悪化が目立つようになってきた。事実上のQE4を実施する。フェデラルファンド金利の誘導目標を引き下げ、0-0.25とし、今後数週間にバランスシートを少なくとも7000億ドル拡大すると表明した。これで円高が進むと思っていたが、米ドル円は108円から105円台に跳ね上がった。米国株先物が大幅安の中で、日本の株価が爆上は難しい気がするが、為替の影響が少ない銘柄の株は上げ材料だろう。しかし、武漢ウイルスの欧州への拡散で、日米含めて不景気の株高と言うような雰囲気ではなさそうだ。FRBとカナダ銀行、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行、日銀、スイス国民銀行は、米ドル供給量を強調して増やす。これで市場に潤沢なお金が供給される為、株価の安定につながればよいが・・・。ところで、昨日は暇だったので中古マンション市場を見分していた。マンションの賃料相場と売り出し価格についてネットで調べていたが、どうも割高な物件が多いと思った。都心でも利回り5%以上でないと投資物件とは言えない。単純に賃料を12倍して、売り出し価格で割って表面利回りをだすと5%を切る値段だ。新築や築浅物件ならプレミアムがつくだろうが、それ以外では割高感が強い。高く売りたいという心情は十分理解できる。しかし、買い方の気持ちを理解しない以上取引は成立しない。そう考えると、価格が適正化するまで首都圏のマンション市場の取引も停滞する気がする。少子高齢化の影響もあるのだろうか、東京郊外の愚生の住む当たりでも土地取引が成立しない。いずれにしても、買い手不在では取引は成立しない。愚生の雑感だが、武蔵小杉近辺のマンションの割高感は強い。あれだけ水害風評が立っても、売り主は強気なのだろうか。それとも、フルローンで投資したため売却価格を下げられないのだろうか。富士通やNEC勤務でなければ、武蔵小杉近辺より川崎駅の方が割安感がある。川崎駅前と言えば、昔はソープランドのイメージだが最近は商業施設もできて、ずいぶんときれいになった。そういえば、新橋の烏森あたりも安サラリーマンのたまり場だったが、最近は汐留に本社を置く企業が増えて様変わりした。高輪ゲートウェイの出現で、更に大きく変貌するのだろう。
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