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2020年3月13日 (金)

武漢ウイルスでタワマンは遠くなりにけり

Unnamed
12日の米国株式相場は1987年のブラックマンデー以来の大幅安となった。あの当時を思い出すと、会社の売店の電気屋で呆然とテレビを見ていた。東証市場も株が暴落して取引が成立しないため、すべての画面が緑色(株が下がると緑色、上がると赤)一色だった。しかし、それは不景気の序章に過ぎなかった。金融緩和で土地バブルが起き、その後の総量貸し出し規制で多くの不動産会社が倒産した。貸し付けた銀行にも破綻が起きた。そして、今日のデフレへと延々と続く。これまで、土地バブルの1989年頃から30年間にわたり、地方や郊外の宅地は値下がりした。少子高齢化社会も加担して、今尚、宅地の下落が続く。ところで、昨日の米金融当局による異例の債券購入措置とトランプ大統領が打ち出した景気対策は、武漢ウイルス対策としては不十分との評価だったようだ。欧州、ブラジル、カナダと世界で株安が連鎖した。米国の主要3株価指数は全て9%余り下げ、2018年末以降の上昇分を全て失った。S&P500種株価指数は、前日比9.5%安の2480.64。ダウ平均は2352.60ドル(10%)安の21200.62ドル。ナスダック総合指数は9.4%低下した。市場はトランプ大統領に、より多くを期待していたのだろうか。欧州から米国への渡航を30日間大幅に制限すると表明したことが、ことの重大さを煽ったようだ。こう考えると、米国はヨーロッパからの移民によって築かれた国だと改めて認識させられる。世界中が混乱する中、愚生の持ち株も大暴落して「武漢ウイルスで、タワマンは遠くなりにけり」の心境だ。株で儲けて、子孫に美田を残そうかと思っていたが甘かったようだ。感染した死亡者の数が増えていく報道を聞くにつれ、健康に生きていることを感謝しなければと思うようになった。何処でもマスク不足が叫ばれている。政府がマスクのネット転売を禁止したため、愚生が入手する手段がなくなった。一年分以上のマスクを備蓄したが、息子たち夫婦にも分けたため半年分しかなくなった。半年以上も武漢ウイルスが長引けば、愚生もマスクが不足する。ネット転売禁止などのポピュリズムな施策より、マスクの生産そのものを増やすことを考えて頂きたい。なぜなら、平生マスクをする習慣のない欧米人まで、競ってマスクを買い求めている。国内で必要量を調達しない限り、国外からの輸入は当てにできない。株価の暴落は不快だが、喫緊のマスクを調達したことで満足しようと思う。

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