石油新興国は全て破綻してしまう
原油先物価格は、北海ブレント先物が1バレル=20ドルを下回ったほか、米原油先物は25%急落した。新型コロナウイルス流行による需要急減で原油貯蔵施設が不足するとの見方から米先物への売りが強まったという。そして、先週時点の世界の貯蔵施設は備蓄が約85%いうからお先真っ暗だ。そういえば、免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボの小野薬品工業で大損した時も、情報は日経ラジオからだった。そして、楽天証券が煽り立ていた。今回も、日経ラジオで杉村氏が推奨していた原油先物に乗ったのが事の始まりだ。昨日も買いを入れたため、ずいぶん愚生の懐から投資してしまった。米WTI先物価格CLc1が4.16ドル(24.6%)安の12.78ドルだ。そこ結果、米国の石油市場で最大の上場取引型金融商品である「ザ・ユナイテッド・ステーツ・オイル・ファンド(USO)」は27日、原油先物の期近6月限のポジションを解消し、下落要因に拍車をかけた。投資は自己責任というが、原油価格が溶けていくようだ。愚生の持ち分は現引きで保持だが、破綻して解散価値がゼロも覚悟しなければならない。ずいぶん安い価格で買ったと思った多ため、ここまで下がるとは思わなかった。今の価格は、愚生が大学に入学した頃の第一次石油オイルショックと価格が変わらない。第4次中東戦争の勃発に伴うアラブ産油国(OPEC)の石油戦略により、石油価格が高騰した。アラブ諸国が産油国であることを生かし、イスラエルとアメリカに圧力をかけて、有利な休戦条件に持ち込もうとした。そして、原油の公示価格を130%引き上げ、1バレル当たり11ドル65セントとすることを決めた。その結果、安価なアラブ原油に依存していた西側先進工業国の燃料不足や原料不足をもたらし急激な物価上昇となった。今の下落した原油価格は、50年前とそん色はない。これでは、サウジアラビアやロシア、石油新興国は全て破綻してしまう。そうならないように、愚生は拝んで待つしかない。
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