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2020年4月 5日 (日)

相場にも通じる「風林火山」

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石油関連の儲け話のせいか、俗人の愚生には減産合意が気になる。米エネルギー長官は3日午後、サウジアラビアとロシアが数日以内に原油減産で合意すると語った。また、トランプ大統領は石油業界首脳らと「関税のアイデア」を話し合ったという。OPECと非POEC主要産油国で構成する「POPECプラス」は、6日に緊急テレビ会議の開催を予定する。武漢ウイルスが大流行で、世界的に原油需要が落ち込む中で協調減産の可能性を探る。ロシアのプーチン大統領は国内石油大手企業の幹部らに対し、原油価格の急落を反転させるために、産油国は協調減産に踏み切るべきだと述べ、真実味を帯びてきた。プーチンは世界全体で日量1000万バレル前後の減産は可能だと言明する。前日にはトランプ米大統領が、サウジアラビアとロシアには、生産を約1000万バレル削減する用意があるとツイートしている。どうも裏では事実上の合意があったのだろうか。その証拠に、ブレント原油は一時47%上昇する場面があった。特に、サウジとけんか別れしたロシアは、サウジと緊密に連絡をとっているという。やはり、ロシアの姿勢の変化は、武漢ウイルスで石油の需要が急激に後退したことへの不安からだろう。ロシアは2週間前にOPECとの協調減産を蹴って、サウジとの原油価格戦争に突入した。しかし、原油価格がほぼ20年ぶりの安値に落ち込んだことは予想外の出来事だったようだ。今週中に原油減産合意がなされれば、原油価格も1バレル50~60ドルくらいに戻るのではないだろうか。そうでなくとも、いずれ合意しなければロシアもサウジも潰れてしまうだろう。ところで、愚生は武田信玄が旗印にした「風林火山」という言葉が好きだ。孫子の兵法にある「ソノ疾キコト風ノゴトク、ソノ徐カナルコト林ノゴトク、侵掠スルコト火ノゴトク、動カザルコト山ノゴトシ」と言う意味だ。「風林火山」は相場格言ではないが、相場にも共通する部分が多い。風林火山の言わんとしていることは、風・火の部分の「動」、林・山の「静」の使い分けだ。つまり、株をやっていると、相場巧者と言われる人達でさえ、何をやっても儲からないときが定期的にある。それは外部環境が自分の波長に合っていなかったり、メンタル面の影響であったりするからだ。そのような時にジタバタしても余計傷を深くするだけだ。逆境のときは、ひたすら「静」を貫き待つ。そして、再びチャンスが巡ってきたら、そこは躊躇せず「動」に転ずる。これが相場にも通じる「風林火山」だ。しかしながら、言うは易く行うは難し。

 

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