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2020年4月20日 (月)

賑わいを取り戻すのは何時になるだろうか。

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東京都では、武漢ウイルスの感染拡大に伴い飲食店などに休業要請が出た。そのあおりを食らって新宿区にある歓楽街の歌舞伎町から8万人が消えた。新宿ゴールデン街は、狭い路地に300近い酒場がひしめく。値段が安いこともあって、外国人にも人気の飲み屋街だった。しかし、今は金曜の夜にもかかわらず、ほとんどの店が営業していない。今回の休業要請で、飲み屋に限らずいろんな職種で雇止めにあった人は多い。バーで働く19歳の女性は、店の客が減ったため4月初旬に出勤を止められたという。歌舞伎町では約1万1千人が働き、うち半数超は飲食業や宿泊業の従事者だった。歌舞伎町での仕事を失って、街を離れる人もいるだろう。数十年も続く居酒屋を経営する女性店主は、客が1日に1人いればよい方だという。売り上げは9割減ったが、それでも店の家賃を払わなければならないため細々と営業を続ける。歌舞伎町からは、全体で地方都市の人口に匹敵するくらいの人出が消えた。飲み屋街だけの顔でない歌舞伎町は、青線後のホテル業にも及ぶ。宿泊施設の利用者が5分の1に減ったからだ。元々、歌舞伎町を毎週訪れる新宿区民は1割に満たない。多くの人は街の外から流入する飲食店などの客だ。売り上げが減った事業者には国の「持続化給付金」や都の協力金などの支援策があるが、いずれも支給は5月以降だ。それまで、家賃や人件費が重くのしかかり生き延びるのが容易でないという。愚生の若い頃の歌舞伎町といえば、暴力団抗争で危険ない場所という印象だった。東京に長く住む人は、その怖さを知って寄り付かなかった。21世紀に入ってから、警察の取り締まりが厳しくなり治安が向上した。そのお蔭で、訪日外国人や家族連れ、若い女性が増えてきた。その賑わいを取り戻した歌舞伎町に戻るのは、一体何時になるのだろうか。今年に入って、愚生は旅行計画を全て取りやめた。それでは、来年には可能になるのだろうか。しかし、感染止めのワクチンや治療薬が見つからなければ、どうしても積極的に旅行に行く気にはなれない。武漢ウイルスの二波、三波を防ぐには、治療薬の開発が欠かせない。

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